現場の「叩き上げ」という点ではホンダの創業者・本田宗一郎と似ているが、ツナギ姿で従業員から「オヤジ」と親しまれた宗一郎は生粋の技術者であり、経営面は名参謀の藤澤武夫に任せっきりだった。一方で「経営の神様」と称される幸之助は、技術者というよりも「商売人」だった。
実際、かつての松下電器産業は〝マネシタ電器〟と揶揄されたように、画期的な技術よりも製品の普及に注力した。これに対し、宗一郎の口癖は「人のマネはするな」であり、名経営者と天才的技術者という大きな違いがあった。
世にいう「幸之助イズム」とは、あくまで経営を実践する中で培われたものであり、だからこそ企業経営の本質を突いている。それゆえ近年の名経営者は、今もなお幸之助から学ぶことが多いようだ。
例えば、ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は、「なぜ日本人は幸之助さんからもっと学ばないのか。経営のすべては幸之助さんの本に書いてある」と公言。ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長や、中国の家電大手・ハイアールのトップなど国内外の経営者に幸之助の信奉者が多いのも頷ける。類い稀なる「一商人」なのだ。
Reference:他の経営者にはない経営の神様・松下幸之助の資質とは
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ー Neale Donald Walsch ”
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