ひろゆき「SIerで働いているエンジニアは今すぐ逃げた方がいい」

by ひろゆき(2ちゃんねる 開設者)

この仕事を知らない人にはよく「エンジニア」と一括りにされがちだけど、エンジニアといっても2種類あると思うんです。自社サービスを持つ会社のエンジニアと、SIerで働くエンジニア。この2つって、全くの別物なんですよ。

はっきり言って、SIerで働いているエンジニアは今すぐ逃げた方がいい。

他社にものを納品するビジネスモデルの会社は、同じような企業がたくさんある中での競争になるから、その競争に勝つためにはどうしたってコストを削減せざるを得ない。コストを削減すれば、当然給料も安くなる。それをしなければ競争に負けて潰れるだけ。

自社でものを作っている会社にはまれに「当たる」ということがある。すると「社員にもボーナス出すわ」ってことにもなりますよね。でも、他社の仕事を請け負っているだけのSIerは、受注する仕事を増やして会社の規模が大きくなることはあるかもしれないけど、一件あたりの利益の幅が上がることは基本的にはない。だからひたすらに疲弊していくということです。

SIerにいるエンジニアは、工夫する機会にも恵まれないですよね。自社サービスだと「こう書いた方がリソースコストが下がる」とか、「こっちの方がユーザーさんが喜ぶんじゃないか」とか、いろいろ考えてものを作るじゃないですか。世に出した結果うまくいかなかったら、どうすればうまくいくかを自然と考える。でも、SIerにはそのインセンティブがありません。仕様書通り作らなくちゃいけないし、すごく優秀なアルゴリズムを組んだところで評価もされない。だから、工夫できなくなるんです。

もちろん、エンジニア1年生で、コードがある程度書けるようになるまでSIerで訓練するというのはアリだと思います。先輩社員も多くいて社会経験になるし、資料や研修も充実しているだろうから学べることもあるでしょう。でも、SIerにはさっき言ったような構造的な問題があるから、そこで働くコーダーはいずれ疲弊することになる。だから、長居するのは禁物ですね。

Reference:SIerって本当にヤバいの? ひろゆきが語る、業界ごと沈まないためのキャリア戦略

人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。そのうちの3つ、「自己承認」「他者承認」「自己効力感」から、人の悩みは、大きく3つのカテゴリー、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事・お金の悩み」に分けることができます(参考記事:「人が悩む3つの要素」「人が悩む3つの要素#2」)。

例えば、「自己の悩み」とは、自分の能力や健康のこと、「人間関係の悩み」とは、教育や交友、子育てのこと、「仕事・お金の悩み」とは、キャリアや給与のこと。

今回は、就活生に向けて、「仕事・お金の悩み」に関する名言をご紹介しました。





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”The point of power is always in the present moment. This is where we begin to make changes

ー Louise Hay ”
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理系屋代表