北原照久「体は食べたものでつくられる。心は聞いた言葉でつくられる。未来は話した言葉でつくられる」

by北原 照久(トーイズ 代表取締役)

北原:健さんが書かれた『ユダヤ人大富豪の教え』(大和書房)の中に、「自分の話す言葉に注意しなさい。ふだん、君が話していることは、君の未来をつくる。ふだん話すなにげない言葉が、君の運命をつくっていることを忘れないように」と書かれてありましたが、僕もまったく同感です。

僕は、「体は食べたものでつくられる。心は聞いた言葉でつくられる。未来は話した言葉でつくられる」と思っています。口から出た言葉を最初に聞くのは自分自身だから、「バカヤロー」と愚痴る人は、そのあともずっとツイてない。「失敗しそうだ」と心配を口にしていると、本当に失敗してしまう。

本田:プラスの言葉にはプラスの力があります。言葉の使い方を変えるだけで、自分の心が変わり、やがてまわりも変わっていくことがありますよね。

北原:正直に言うと、僕も無意識のうちに、愚痴をこぼしてしまうことがあるんです(笑)。そんなとき僕は、すぐに愚痴を否定して、「肯定的な言葉」をつなげるように心がけています。

お店が暇なときに「お客さんがまったく来ないなぁ…」と愚痴ってしまったら、そのあとに、「でも、おかげで店の中を片付けることができた、良かった」と言う。クレームが発生して「クレーム対応は嫌だなぁ…」と口にしてしまったら、「でも、これ以上クレームの出るような商品を売らずに済んで、本当に良かった」と言う。僕はこれを「プラス言葉で終わる」と呼んでいます。

愚痴は最初から言わないにこしたことはありませんけど、もし、言ってしまったら、すぐに「プラス言葉」で打ち消す。誰が聞いているわけではなくても、こうすると、マイナス発想に陥らないですみます。世の中で愚痴を言って成功した人はいないですから、ぜひとも、「プラス言葉」を意識したいですね。

Reference:人生を180度変える「言葉の力」



本ブログでご紹介している名言や格言は、成功するために必要な8つの要素に関するものです。

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“何をやっても上手くいかない” “毎日がつまらない” “やりたいことが見つからない” “どんな仕事に向いているかわからない” と感じるのは、あなたの考え方(信念)や目的を実現させる方法(行動)、自分を取り巻く状況(環境的要因)など、いずれかの要素に問題がある可能性がありますので、8つの要素に関する名言や格言を参考にしてみて下さい。

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”Wherever we are, we can take a deep breath. feel our body, open our senses and step outside the endless stories of the mind

ー Jack Kornfield ”
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理系屋代表