大平信孝「行動できるようになるための方法はたった1つです。それは、原因ではなく、目的にフォーカスすること」

by大平 信孝(アンカリング・イノベーション代表)

人が「行動しない(できない)理由」を探すのは、とても簡単です。たとえば「時間がない」「自信がない」「過去に成功事例がない」と、できない理由を思い浮かべてしまう。あるいは、「自分だけが頑張ってもどうせ無駄」「今さら改善しても、もう手遅れ」と諦めてしまい、行動しないこともあるでしょう。

行動しない理由・行動できない理由は、人それぞれ無数に挙げることができます。では、いったいどうすれば、重要なことを先延ばしせずに行動できるようになるのでしょうか? ポイントは「原因」と「目的」です。

「過去の原因は『解説』になっても、『解決』にはならないだろう」と、アルフレッド・アドラーは言いました。アドラーは、ユングやフロイトに並ぶ「心理学界の3大巨頭」の一人です。アドラー的アプローチでは「なぜダメなのか?」「どこがダメなのか?」という過去の原因追求ではなく、「本当はどうしたい?」「どうすればうまくいくのか?」という未来や目的を考えて実行していきます。

行動しない理由(原因)は無数にあります。一方で、原因の違いに関係なく、行動できるようになるための方法はたった1つです。それは、原因ではなく、目的にフォーカスすること。もし、あなたが真剣に悩んでいるにもかかわらず、問題が解決できないのなら、アドラーの目的論的アプローチを試してみると解決の糸口が見つかるはずです。

Reference:「やりたい仕事ができない」新入社員の悩みを解決するには?

本ブログでご紹介している名言や格言は、成功するために必要な8つの要素に関するものです。

8つの要素とは、自分が好きなことをやりたいと思う『自己承認』、他者に認められたいと思う『他者承認』、自分ならできると思う『自己効力感』、実現させたい『目的』、目的を実現させるための『行動』、自分が正しいと信じている『信念』、先天的資質や能力、性別などの『個人的要因』、自分を取り巻く『環境的要因』のこと(【参考記事】語録.comとは?)。

“何をやっても上手くいかない” “毎日がつまらない” “やりたいことが見つからない” “どんな仕事に向いているかわからない” と感じるのは、あなたの考え方(信念)や目的を実現させる方法(行動)、自分を取り巻く状況(環境的要因)など、いずれかの要素に問題がある可能性がありますので、8つの要素に関する名言や格言を参考にしてみて下さい。

いずれかの要素で参考になる言葉が見つかれば、それが今のあなたにとって、必要な考え方になります。その言葉を取り入れることで、成功に近づくことが出来るでしょう。

なお、各要素は、ブログ記事のタグになっているので、要素ごとの名言や格言を簡単に参照することができます。

また、自分や人間関係、仕事、お金に関するお悩みをお持ちの方は、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事の悩み」(就活生や転職をお考えの方は「就職の悩み」)「お金の悩み」タグをご参照下さい。

あなたを、成功に導く言葉が見つかれば幸いです。




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”I’d rather feel uncomfortable pushing for better than feel uncomfortable settling for less

ー Simon Sinek
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