経営者は現場に自ら足を運び、現場の生の情報を肌で感じ取り、意思決定を行うことが不可欠である。
その点、東レ社長の日覺昭廣ほど現場感覚を重視し、現場視点で本質を見抜く眼力を持つ経営者を私は知らない。
その口癖は「すべての答えは現場にある」。
事実、日覺は2010年、社長就任以来、毎年30ヶ所以上、国内外の事業所、工場を回り、自らのビジョンや想いを現場に繰り返し伝えると同時に、現場で起こっている問題や抱えている課題を聞き出す。
また、意思決定の過程も、事業経験が豊富で、現場の状況をよく把握している役員たちの意見や主張を重視する。
なによりも日覺の現場重視の経営は取締役の人数に表れている。多くの企業が意思決定の迅速化を図ろうと数を減らす中、東レは25人も抱える。
「当社の取締役は皆、それぞれ現場を経験し、その分野を熟知するその道のプロ。そんな人たちが意思決定の場にいるからこそ、最善の決断を下せるのです」と日覺は言う。
Reference:東レの社長が実践! 長期視点経営を続けるための「3つの覚悟」
本ブログでご紹介している名言や格言は、成功するために必要な8つの要素に関するものです。
8つの要素とは、自分が好きなことをやりたいと思う『自己承認』、他者に認められたいと思う『他者承認』、自分ならできると思う『自己効力感』、実現させたい『目的』、目的を実現させるための『行動』、自分が正しいと信じている『信念』、先天的資質や能力、性別などの『個人的要因』、自分を取り巻く『環境的要因』のこと(【参考記事】語録.comとは?)。
“何をやっても上手くいかない” “毎日がつまらない” “やりたいことが見つからない” “どんな仕事に向いているかわからない” と感じるのは、あなたの考え方(信念)や目的を実現させる方法(行動)、自分を取り巻く状況(環境的要因)など、いずれかの要素に問題がある可能性がありますので、8つの要素に関する名言や格言を参考にしてみて下さい。
いずれかの要素で参考になる言葉が見つかれば、それが今のあなたにとって、必要な考え方になります。その言葉を取り入れることで、成功に近づくことが出来るでしょう。
なお、各要素は、ブログ記事のタグになっているので、要素ごとの名言や格言を簡単に参照することができます。
また、自分や人間関係、仕事、お金に関するお悩みをお持ちの方は、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事の悩み」(就活生や転職をお考えの方は「就職の悩み」)「お金の悩み」タグをご参照下さい。
あなたを、成功に導く言葉が見つかれば幸いです。
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”We can plan, we can care for, tend and respond. But we cannot control
ー Jack Kornfield ”
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