伊藤羊一「仕事をやりきることで成長できる」

by伊藤 羊一(Yahoo!アカデミア 学長)

マンション会社の件にせよ、物流の件にせよ、仕事をやりきることで成長できました。成功体験を積み上げることで人は成長すると言いますが、それより大切なのは、仕事をやり遂げる経験を増やすこと。目標を達成できなかった仕事でも、反省点を見つけ、次に活かせばいい。その意味で、仕事を逃げずにやり遂げた時点で成功と言えます。

ただ、仕事をやりきるには周囲の協力が欠かせません。20代で仕事恐怖症から立ち直れたのも、30代で新システムを最終的に無事導入できたのも、「あなたしかいない」と言ってくれた取引先の経理部長、「俺がなんとかする」と言ってくれた上司、「伊藤を潰させない」といってくれたグループ会社の部長、助けてくれた同僚や先輩がいたからこそ。本当に困ったとき、手を差し伸べてくれる人は、大変ありがたい存在です。

「なぜ、伊藤さんはいつも誰かに応援されるのですか」と聞かれることがあります。

人に恵まれたと言ってしまえばそれまでですが、一つ言えるのは、「誰とでもフラットに接する」よう心がけることです。

20代は、仕事ができる同期や上司をリスペクトしていましたし、30代は協力してくれる仲間に敬意を持って接していました。

私には仕事ができない時代があった。当時はボロクソに言われました。ある程度、仕事ができるようになった現在は、「伊藤さんはすごい」なんて具合に接し方が変わる。「昔も今も、自分は自分なのに、なぜなのか」と思います。人によって態度を変える人は信用できないので、応援されないし、困ったときに助けてもらえないでしょう。少なくとも、私は「仕事ができる人」にも「できない人」にも、リスペクトを持って接したい。

そのせいかどうかはわかりませんが、私は仕事で出会った人と、プロジェクトが終わった後も関係が続くことが多いです。

部署が変わっても、会社が変わっても引き継がれていく関係を作れるかどうか。誰もが、どこでも、誰とでも働く時代。これは重要なことだと思います。

Reference:「なぜか周りに助けられる人」 が大切にしている働き方

本ブログでご紹介している名言や格言は、成功するために必要な8つの要素に関するものです。

8つの要素とは、自分が好きなことをやりたいと思う『自己承認』、他者に認められたいと思う『他者承認』、自分ならできると思う『自己効力感』、実現させたい『目的』、目的を実現させるための『行動』、自分が正しいと信じている『信念』、先天的資質や能力、性別などの『個人的要因』、自分を取り巻く『環境的要因』のこと(【参考記事】語録.comとは?)。

“何をやっても上手くいかない” “毎日がつまらない” “やりたいことが見つからない” “どんな仕事に向いているかわからない” と感じるのは、あなたの考え方(信念)や目的を実現させる方法(行動)、自分を取り巻く状況(環境的要因)など、いずれかの要素に問題がある可能性がありますので、8つの要素に関する名言や格言を参考にしてみて下さい。

いずれかの要素で参考になる言葉が見つかれば、それが今のあなたにとって、必要な考え方になります。その言葉を取り入れることで、成功に近づくことが出来るでしょう。

なお、各要素は、ブログ記事のタグになっているので、要素ごとの名言や格言を簡単に参照することができます。

また、自分や人間関係、仕事、お金に関するお悩みをお持ちの方は、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事の悩み」(就活生や転職をお考えの方は「就職の悩み」)「お金の悩み」タグをご参照下さい。

あなたを、成功に導く言葉が見つかれば幸いです。





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理系屋代表