多くの人が、自分が何者かになるために、まずやることといえば、自己分析ではないでしょうか。
これは方法論としては正しく、まさに自分が求めているものや、得意なことを知ることは重要です。
しかし、自己分析には決定的な弱点があります。それが「差別化の観点がないこと」です。つまり、自分の強みや、得意なことはわかったとしても、それが「コモディティではないか?」「世の中からはどう見えるのかどうか?」などの視点がない、ということです。
たとえば、ここにひとりの学生がいたとします。彼は自己分析した結果、「誰か目標に向かって頑張っている人を、横に寄り添いながら応援すること」に喜びを感じるのだと理解しました。心の底から喜べるのです。これが彼の得意で好きなことだとしましょう。
では、これをそのまま伸ばしていったとして、彼は「何者か」になれるのでしょうか?
答えは恐らくノーです。
なぜなら、差別化の視点がないから。「同じような強みを持った人」は山ほどいるからです。正確にいうと「認識されるほどの差別化ポイント」がないからです。
そもそも、「何者か」になるためには、強みを持つこと以上に、その強みがきちんと世の中から認識されていることが重要です。
どれだけ、ボールを遠くに飛ばせる技術があったとしても、野球の試合に出ない限り、世の中からその才能は認識されません。
その意味で、仮に「他者を応援する能力」がずば抜けていたとしても、それを他者が認識できる機会がなければ、世の中的には「何者か」にはなれません。当たり前の話です。
つまり、言い換えれば「何者か」になるためには、
1. 何かしらの独自性を持つ
2. その強さが世の中から認識されること
の2つが必要だということです。
そして「何者か」になるために、実は一番難しいのは、この「世の中に認識されること」です。特に、代表作が生まれるまでのプロセスをしっかり理解していないといけません。
Reference:何者かになりたければ「他己分析」から始めよう
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”The best of all gifts around any Christmas tree, the presence of a happy family all wrapped up in each other
ー Burton Hillis ”
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