沼田晶弘「やりたいことがわからないのは、自分でブレーキを踏んでいるだけ」

by 沼田 晶弘(東京学芸大学附属世田谷小学校 教諭)

―― 沼田先生のクラスでは、児童がそれぞれ目標を決め、やりたいプロジェクトを立ち上げていますが、世の中には「自分のやりたいことがわからない」という人も多いと思います。

自分のやりたいことなんて、ボク自身もあまりよくわかっていないですよ。よく「将来のビジョンは何ですか」と聞かれますが、普通に暮らして、家のローンを払いながら、月1回はゴルフに行って、居酒屋で飲めればいい。「日本の教育をどう変えたいですか」と言われても、別に変えるつもりはありません。

おそらく多くの人は「やりたいことがわからない、見つからない」のではなく、自分でブレーキを踏んでいるだけなのだと思います。「恥ずかしい」とか「失敗するんじゃないか」と考えているんですね。だからボクは、いただいた仕事をできる限り断らないようにしています。断ったり、選んだりすると、自分の好みに偏ってしまいそうなので。実はいろいろな理由で断った仕事にこそ、チャンスが隠れているのではないかと思うんです。

Reference:小学生を「学び続ける自走集団」に変えるぬまっち先生流・やる気を引き出すしかけづくりとは(後編)

人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。今回は、そのうちの1つ、興味や関心など、自分(自己承認)に関する名言をご紹介しました。




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”We change, but always at a cost: to win this you lose that

ー Geoffrey Wolff
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理系屋代表