人の悩みは、大きく3つのカテゴリー、「自己」「人間関係」「仕事・お金」に分けられる。例えば、「自己」に関する悩みとは、自分の能力や健康のこと、「人間関係」に関する悩みとは、教育や交友、子育てのこと、「仕事・お金」に関する悩みとは、キャリアや給与のこと。
今回は、就活生に向けて、成功者の「仕事・お金の悩み」への向き合い方や捉え方を、名言や格言を通して紹介する。
水野 敬也(小説家)
仕事は作業や。
せやから、自分が仕事で幸せになりたかったら、自分が一番好きな『作業』を選ばんとあかん。
どんだけでも続けられる一番好きな『作業』を仕事にするんや。それが仕事の正しい選び方や。
ー 夢をかなえるゾウ
Reference:「仕事がつまらない=当たり前」ではない!会社辞めたい人向けに、その原因と対策まとめとく
南場 智子(ディー・エヌ・エー創業者)
大学3年生とかだと、世の中をあんまり見てないから、「これやりたい」って強い思いがないと思うんですよね。
もし私が学生なら、事業を自分に任せてくれる会社に入って、どんどん力をつけて、「これやりたい」というものが出てきたら、ベストな形が起業であれば起業するし、その会社でやれるならそのまま続けるし、別の会社でやるほうがいいなら違う会社でやるし、という感じですね。
とにかく、やりたいことが出てくるまで、仕事の達人になっておこうと思いますね。
Reference:「普通の学生と違う。」DeNA創業者・南場智子氏が答える、若手起業家の悩み。
林 修(東進ハイスクール現代文講師)
今年(2013年)、一躍人気者になった現代文のカリスマ講師。
しかし、林が27歳で東進ハイスクールに採用された科目は、現代文ではなく、なんと、
林修(以下、林氏)「数学だったんですよ。現代文じゃなくて」
なぜ、数学から現代文に転向したのか?そこには、ある人物からの影響があった。
1984年、東京大学法学部に現役合格した林。すごい先生がいると聞き、科学史の講義に出た。
すると、
”凄い…”
林氏「あの衝撃は一生消えないですね。電気が走ったっていうか。こんな凄い人がいるんだなと。おっしゃっている内容も素晴らしいんですけども、それを伝える日本語のレベルがビックリするぐらい高くて」
林が衝撃を受けた人物こそ、
林氏「科学史研究の第一人者である、村上陽一郎先生です。とんでもない影響を受けましたね。染まったっていうぐらい。”真の知性とはかくあるべし”ということを、僕に教えてくれた人ですよ」
林が大絶賛する村上教授。直接話したことは一度もないが、
林氏「今の自分があるのは、ある意味、村上先生のおかげなんですよ」
林が27歳の時、大手予備校、東進ハイスクールに講師として採用された。科目は現代文ではなく、意外にも数学。
”でも数学は人気科目で講師のライバルも多いよな〜”
そんな時に思い浮かんだのが、村上教授のことだった。
林氏「あんな優秀な方がもっともっとメジャーな分野で十分活躍される能力をお持ちなのに、もしかしたら敵の少ない分野(科学史)をあえて選ばれたのかなって急に思い始めたんですよ。勝手に解釈して」
”村上教授は、ライバルの少ない分野をあえて選んだに違いない”
そこで、村上先生に取材したところ、林の推測は少しだけ当たっていた。
村上陽一郎教授「理科系に進みたかったんですけども、体を壊したためにそれを諦めた。科学史を選んだ理由は、自分の能力の範囲の中で、一番面白そうだったからではありますね」
村上先生も林も、一番得意でやりたい事をあきらめ、第二の道で成功していた。
林は講義で生徒に繰り返し伝える言葉がある。
それは、
林氏「たいした努力をしなくても勝てる場所で、誰よりも努力しなさい。ここなら勝てるって場所を1つ見つける。そうすることで、人生が一気に開ける」
勝てる可能性の高い所で勝負するのは、決して卑怯なことではない。
Reference:林先生 – 成功の遺伝子 – Dailymotion
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”But I know, somehow, that only when it is dark enough can you see the stars
ー Dr. Martin Luther King Jr. ”
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