「信念」に関する成功者の言葉#3

「信念」とは、自分の考えを正しいと信じること。成功者の「信念」への向き合い方や捉え方を、名言や格言を通して紹介する。

森川 亮(LINE 元代表取締役社長)

起業家は自分の強みを発揮しようとするのではなく、なるべく世の中のニーズに応えようとした方がいいと思います。そうしないと、自社の強みはこうでこれで差別化して世界を狙うみたいなことを言ってみたものの全然ニーズがなかった、なんてことになりかねません。

つまり、いまの起業家に必要なのは、柔軟な中に信念を持つということではないでしょうか。

Reference:森川亮「起業家に大事なのは信念と柔軟性を持つこと」

細谷 功(ビジネスコンサルタント)

「正しい」「間違い」といった意見は、ほとんどの場合、絶対的なものではなく「状況による」ものがほとんどだからです。

ところが、人間というのは自分が置かれた状況が、すべての人と同じであるという前提で物事を論じがちです。

自分が成功したやり方は、すべての人にうまくいくはずだという思い込みから、このような「間違った」意見が世の中に広がるのです。だから、これはその当人や関係者にとっては「正しいこと」でも、状況が変われば「間違い」にも十分なりうるということです。

ここでも問題は、そのような主張をしている人が「部分しか見ていないことに気づいていない」という「無知の無知」(無知の知の逆で、無知であることを自覚していない状態)に陥っていることです。

このようなことが起きる要因の大きなものとして、世の中の大多数の人が信じている常識やルールは、環境の変化によって陳腐化することが挙げられます。

にもかかわらず、一度大多数に正しいと思われた常識、子供のときに身につけた価値観や一度覚えた仕事の価値観というのは、なかなか変えることができません。このために先に説明したようなことが後を絶たないのです。

このような懐疑の矛先を向けるものの1つに「自分自身」があります。いわゆる「頭の固い」(あまり物事を考えずに1つの考えに固執する)人たちの特徴として、自分の信じている価値観を疑わないことが挙げられます。

ある意味で、これは生きていく上での「信念」として重要な場面も多い半面、柔軟な発想を阻害する諸悪の根源ともなりえます。

このような状態から抜け出すためのきっかけが、この自分自身の価値観を疑ってかかるということです。

Reference:考えるとは「疑ってかかる」こと

カーネル・サンダース(ケンタッキー・フライドチキン 創業者)

私にはたった二つのルールしかなかった。できることはすべてやれ。そしてやるなら最善を尽くせ。これが何かを達成する感覚をつかむ唯一の道だ

ー カーネル・サンダースの教え ー人生は何度でも勝負できる!

Reference:世界を動かした成功者、12人の珠玉の名言





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”Do not hire a man who does your work for money, but him who does it for love of it

ー Henry David Thoreau
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理系屋代表