池上彰「働いて自分は社会のために役に立っているんだ、自分はこの社会で必要とされてる人間なんだと思えること。働くってことはそういうことなんだと思います。」

by 池上 彰(ジャーナリスト)

さて、いろいろ見てきましたが、どうして働かなければならないのか?その疑問に、私なりにお答えしようと思います。

人間ってたった一人では生きていけないでしょ。絶海の孤島でたった一人で生きていくってとてもできないよね。社会があってみんなの中で生きている、だから自分は生きていられるんだという思いがあるわけでしょ。

そしてそこで働いて、給料をもらうということは、例えば君たちが何か作ったり提供したサービスに喜んで、それにお金を払ってくれる人がいるから給料がもらえるわけだよね。
君たちが働いたことで、どこかで喜んでくれてる人がいるわけだ。

自分がいくら働いても誰も喜んでくれないってなるとやる気が出ないんだけど、自分が働くことで世の中の誰かが喜んでくれている、あるいは人の命を助けることができている、それが「生きがい」になるんじゃないかと思う。

働いて自分は社会のために役に立っているんだ、自分はこの社会で必要とされてる人間なんだと思えること。働くってことはそういうことなんだと思います。
だから、将来君たちが働くってときに是非そういう生きがいをもって働けるような働き場所を見つけてほしいなと思う。

Reference:池上彰さんが解説「なぜ大人になったら働かなきゃいけないの?」

人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。そのうちの3つ、「自己承認」「他者承認」「自己効力感」から、人の悩みは、大きく3つのカテゴリー、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事・お金の悩み」に分けることができます(参考記事:「人が悩む3つの要素」「人が悩む3つの要素#2」)。

例えば、「自己の悩み」とは、自分の能力や健康のこと、「人間関係の悩み」とは、教育や交友、子育てのこと、「仕事・お金の悩み」とは、キャリアや給与のこと。

今回は、就活生に向けて、「仕事・お金の悩み」に関する名言をご紹介しました。





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”When we are happy we are always good, but when we are good we are not always happy

ー Oscar Wilde ”
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理系屋代表