過ぎ去った過去でもなく、見えない未来でもありません。「今」の自分に目を向けることが大切です。現在地がわからないまま、未来を描くことは決してできません。
理想や夢を描くことはある意味簡単です。しかし、現在地点を模索することは至難の業なのです。
過去の記憶は、自分の都合のいいように書き換えられると言われています。過去に何があったのかではなく、過去のことを「今」どう受け止めているのか、が大切なポイントです。
また、夢を思い描くだけでは不十分で、「今」いる場所を自覚することで、何から始めなくてはならないのかが明確になります。「今」の場所や価値観をつねに把握することが必要なのです。
つねに「今」は動いています。居場所は変わり、環境は変わり、価値観もそれに合わせて変化していきます。仕事での立場、家族構成、健康上の問題、つねに優先順位は変化するのです。
変わっているということを自分でしっかりと受け止め、柔軟に対応することが必要です。こうあるべきだったと過去の価値観に固執したり、こうしたらどうなるかと、先のことばかりを心配しないで、今の価値観を確かめましょう。
Reference:「目的」に関する成功者の言葉#5
人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。今回は、そのうちの1つ、実現させたいこと(目的)に関する名言をご紹介しました。
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”Negative thoughts, if not resisted, soon become the only way to see the world
ー Paulo Coelho ”
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