サッカー推薦で大学進学が決まっていたにも関わらず、選手権の最後で燃え尽きたという理由から、10年間のサッカー人生にピリオドを打ったEXILEのAKIRAさん。
推薦を断った背景には、「高校最後の試合でピッチに立てなかった自分が推薦で大学に行っても先は知れている」という思いもあったとか。
AKIRAさんが推薦を断ったことで、この大学からの推薦枠もなくなったとのこと。
それにも関わらず、学校側がAKIRAさんの意志を尊重したのは、「プロのダンサーになる」という新たな夢をAKIRAさんが持っていたこと、そして、「やると言った以上は責任を持ってやるだろう」という姿勢をサッカーを通して評価していたから。
AKIRAさん自身も、「10年間やったサッカーが絶対無駄じゃなかったと言えるダンス人生にしたい」という決意を持って次のステップに進んだとのこと。
そして、高校を卒業して、たった6年でEXILEのメンバーになります。
ちなみにダンスは、当時ZOOのダンサーとして活躍していたHIROさんがきっかけだったとのこと。
そんなAKIRAさんが、母校の後輩たちに贈ったメッセージがこちら。
プロを目指してこの学校で(サッカーを)やってたんですけど、自分のメンタルの弱さとか技術の低さで、現実を突きつけられて、その時は(プロになるのは)叶わなかった。
ですけど、その弱さが僕を強くしてくれて、その過程がEXILEという道に導いてくれた。
そこで学んだことっていうのは、相手を輝かすために、自分はどうするか。
仲間をどうやって輝かせようかって思ったりすると、おのずとそれが自分に返ってくる。
是非皆さんも仲間を大切にしながら、これからも夢に向かって走っていってもらえたらなと思います。
このメッセージには、夢を叶える上で大切なことがたくさん詰まっていると思います。下記に、僕なりの解釈を書いたので参考にしてみて下さい。
・現実を突きつけられて
→ 必死でやるからこそわかる現実がある。必死でやれば、自分が興味を持っていることや、できること、価値観といった自分の特徴に気付くことができる。壁にぶつかることは飛躍するチャンスでもある。
・その弱さが僕を強くしてくれて
→ 自分の中にある弱さから目をそらすのではなく、それを認め、受け入れることが成長に繋がる。
・その過程がEXILEという道に導いてくれた
→ どんな経験も無駄にはならない。
・仲間をどうやって輝かせようかって思ったりすると、おのずとそれが自分に返ってくる
→ 自分ではなく、相手のことを第一に考えるようにする。相手のことを考えるというのは、相手の気持ちを想像するということなので、自分も幸せな気持ちになれる。また、相手が自分に対して抱くイメージも肯定的になるので、自分が相手にしたことと同じことを相手がしてくれる。
・仲間を大切にしながら、これからも夢に向かって走って
→ 自分1人ですることには限界がある。夢の実現には仲間が必要。継続することも大事。
(その他)
・学校側がAKIRAさんの意志を尊重したのは、「プロのダンサーになる」という新たな夢をAKIRAさんが持っていたこと、「やると言った以上は責任を持ってやるだろう」という姿勢をサッカーを通して評価していたから
→ 自身の行動の源になるのは夢や目標。周りからの協力は、夢や目標があった方が得られやすいが、信頼も必要。
Reference:TBS
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”Winners lose much more often than losers. So if you keep losing but you’re still trying, keep it up! You’re on the right track.
ー Matthew Keith Groves ”
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