アップルCEOのティム・クック氏は、ジョブズ氏から学んだもののなかでも、とりわけ重要なのは「集中力」だという。また「人生はいつ終わるか分からない。余計な事をしている暇はない」と今を生きる重要性について述べている。
ジョブズ氏が体現した「集中力」と「今を生きる力」というのは、厳しいビジネス環境で経営者が生き残るために、とても重要な考え方だ。一時期、ジョブズ氏不在のアップルは倒産寸前の危機に陥った。
ジョブズ氏はアップルに戻るやいなや「ビジネスを集中させろ」と製品のラインナップの7〜8割をカットした。iPodを皮切りにiPhone、iPadなどイノベーティブな商品を次々に生み出し、アップルを時価総額ランキング世界一の企業に押し上げた。
また、ジョブズ氏は常に「今」を生きていた。それは有名なスタンフォード大学の演説にも現れており、「他人の時間を生きている暇はない。常識や他人の意見にとらわれず、自身の信念や直感を信じなさい」と述べている。彼は自分の信じた道を突き進み、その結果、何度も世界の風景を一変させるプロダクトを生み出し続けてきたのだ。
Reference:世界の富裕層や成功者が「座禅」にハマる理由とは?ジョブズ氏も実践
人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。今回は、そのうちの1つ、興味や関心など、自分(自己承認)に関する名言をご紹介しました。
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”A rock pile ceases to be a rock pile the moment a single man contemplates it, bearing within him the image of a cathedral
ー Antoine de Saint-Exupéry ”
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