勝利を強く意識すると、先の状況を読んで、いろいろな対策を練るようになります。私はこのことが、とても大事だと思います。内容以上に、「対策を練る」という行為が、チームに自信を与えるからです。
つまり、相手の先に立とうという意志が、勝負事では非常に重要だということです。
負け癖のついたチームには、そのような意志が少しも見られないものです。そして、当人たちはなぜか、意志がないことが勝ちを遠ざけていることに気づいていません。
弱いチームを指導する際は、意識革命から始めなければなりません。すべては、意識の問題なのです。勝利をもたらすのは、結局、自信です。
これはスポーツに限ったことではありません。人間が生きていくうえで、自信ほど大事なものはありません。
自信をもって事に当たれば、あらゆることがうまく回り始めます。逆に、どれほど緻密な分析を行っても、自信がなければ、うまくいきません。
よく、自信が持てないという人がいますが、理由は簡単です。
準備不足なのです。
自信を持つ方法は、実に簡単です。準備と努力を重ねればいいのです。準備や努力は、貯金のようなものです。すればするほど、自信という貯えは増えていきます。
努力をせずに自信がないと嘆いても、仕方ありません。嘆いている暇があれば、努力をすればいい。そうすれば、いつの間にか想像以上の自信がつき、見たことのない風景が見え始めます。
Reference:「自信」に関する成功者の言葉#4
人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。今回は、そのうちの1つ、自分ならできると思うこと(自己効力感)に関する名言をご紹介しました。
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”What makes the desert beautiful is that it hides, somewhere, a well
ー Antoine de Saint-Exupéry ”
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