「目的」に関する成功者の言葉#3

「目的」とは、実現しようとしてめざす事柄のこと。成功者の「目的」への向き合い方や捉え方を、名言や格言を通して紹介する。

アンドリュー・S・グローブ(インテル 元CEO)

正しい野心というのは、会社の勝利を第一の目標とし、その副産物として自分の成功を目指すものである

ー HIGH OUTPUT MANAGEMENTー人を育て、成果を最大にするマネジメント

Reference:世界を動かした成功者、12人の珠玉の名言

澤田 秀雄(HIS 創業者)

「それにしても、どうして旅行会社がエネルギー事業とか農業(植物工場の運営)とか、まったく関係のない分野に手を出すの?」

そう疑問に感じた読者がいるかもしれない。しかし、私の頭のなかでは、すべてがつながっている。

旅行業は平和産業である――。それが私の持論だ。昔からそう言い続けているが、2016年にヨーロッパ各地でテロが相次ぎ、ヨーロッパ旅行も壊滅的に減ったときは、改めてその思いを強くした。

湾岸戦争のときも、9・11同時多発テロのときもそうだったが、海外旅行をする日本人が「ゼロになるんじゃないか?」と思うほど激減する。エイチ・アイ・エスのお客様の大半はビジネス目的ではなく、観光目的の個人客なので、影響がよりビビッドに出る。平和であってこその旅行産業なのだ。

では、なぜ戦争が起こるのか? 大半はエネルギーか食糧の奪い合いである。だから、より安い価格で、より安定的にエネルギーや食糧を提供したい。それがエネルギー事業や植物工場を始めた理由である。

より安く安定的に提供するには、生産性を高めることが不可欠だ。だからロボット事業なのである。「変なホテル」はロボットの実証実験の場でもある。ロボットが仕事をしてくれれば、人間の余暇も増える。

そうして世の中が平和になり、余暇が増えれば、安心して旅行を楽しんでもらえる。かつての「本業」である旅行業にも大きな恩恵があるわけだ。

きれいごとだと笑われるかもしれないが、エイチ・アイ・エス・グループの企業理念は「自然の摂理にのっとり、人類の創造的発展と世界平和に寄与する」。私は本気でそれを実現したいと考えている。

Reference:「変なホテル」はなぜ大成功したのか? 社長がはじめて秘密を明かす

森本 稀哲(元プロ野球選手)

僕は当初、練習すればするほどうまくなると思い込んでいたのですが、そんな僕に新庄さんは、「バットを置きなさい」と言ったんです。「あれだけ練習しても打てねえんだったら、今のお前に必要なのは、バットを置いて頭を使うことじゃないのか」というわけです。(中略)

これはきっと、「自分はどんな選手になりたいのか、頭を整理して一度見つめ直したほうが、結果につながるんじゃないか」と伝えたかったのだと思います。要は、頭でっかちになってしまってパフォーマンスに悪影響が出るのなら、もっと自信を持てる方向に切り替えるべきだ、ということでしょう。

Reference:【森本稀哲】順調な野球人生でなかったからこそ、得た学びがある





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”We have an unlimited capacity to love. The only thing that limits our capacity to love are the conditions we place on loving

ー Iyanla Vanzant
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理系屋代表