坪田信貴「才能とは、結果を出せる能力」

by坪田 信貴(坪田塾 塾長)

僕は才能とは、結果を出せる能力だと思っています。それは正しい努力をすれば、誰でも手に入ります。

とくに結果を出すにあたって必須なのが、洞察力です。洞察力とは、ものごとをよく観察し、その本質を見抜くこと。そのためには、まずはまわりをよく観察することが大切になります。

あるとき、小学生の子どもを持つ人から相談を受けました。息子がアサガオの観察日記を学校に提出したら、先生にたしなめられたと言うのです。まだタネを植えて間もないころだったので、何日も鉢の中の土しか描いてなかったんですね。変化はないけれど毎日描いていたら先生から、そんなことでページを稼ぐなと言われたしまったそうです。

実際にその日記を見せてもらいました。すると、あれ? となった。晴れの日と雨の日で、土の粒の大きさが異なるように描いてあったからです。意識して描いているのか本人に聞いてみると、雨の日は土の粒がちょっと大きい気がすると言う。

その通りだよ! 水分を含むから粒々がちょっと大きく見えるよね! と声を上げてしまいました。すごい観察力。感動しました。

きみの観察力は、科学方面に進むと生かせると思うと伝えると、目をキラキラさせていましたよ。

観察は科学における基本中の基本です。アサガオの観察日記をつけさせるのは、観察の大切さを教えるためです。

科学というのは再現性を探すものです。再び現れる性質を見出して法則とし、体系化していく。これはまさに仕事にも生かせることです。

たとえば営業でも、『たまたま先方と気が合って、大きな成果が出ました』では、コンスタントな結果には結びつきません。しっかり観察して、こうすればこうなるという法則性を見出していって初めて、継続的に結果が出ます。そうして結果を出し続けると、営業の才能があると呼ばれることとなるのです」

Reference:【才能の正体①】ビリギャル著者・坪田信貴が解説する、「才能」とは何か?

本ブログでご紹介している名言や格言は、成功するために必要な8つの要素に関するものです。

8つの要素とは、自分が好きなことをやりたいと思う『自己承認』、他者に認められたいと思う『他者承認』、自分ならできると思う『自己効力感』、実現させたい『目的』、目的を実現させるための『行動』、自分が正しいと信じている『信念』、先天的資質や能力、性別などの『個人的要因』、自分を取り巻く『環境的要因』のこと(【参考記事】語録.comとは?)。

“何をやっても上手くいかない” “毎日がつまらない” “やりたいことが見つからない” “どんな仕事に向いているかわからない” と感じるのは、あなたの考え方(信念)や目的を実現させる方法(行動)、自分を取り巻く状況(環境的要因)など、いずれかの要素に問題がある可能性がありますので、8つの要素に関する名言や格言を参考にしてみて下さい。

いずれかの要素で参考になる言葉が見つかれば、それが今のあなたにとって、必要な考え方になります。その言葉を取り入れることで、成功に近づくことが出来るでしょう。

なお、各要素は、ブログ記事のタグになっているので、要素ごとの名言や格言を簡単に参照することができます。

また、自分や人間関係、仕事、お金に関するお悩みをお持ちの方は、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事の悩み」(就活生や転職をお考えの方は「就職の悩み」)「お金の悩み」タグをご参照下さい。

あなたを、成功に導く言葉が見つかれば幸いです。




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”Many travel the world looking for beauty, not realising that beauty is first found within

ー Symphony of Love ”
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理系屋代表