by 堀江 貴文(ライブドア元代表取締役社長・7gogoファウンダー)
ホリエモンこと堀江貴文さんが長い獄中生活の中で、人から支持される「MeWeNow理論」を見出したとのこと。
この理論は、オバマ大統領が選挙演説で使っていた戦略でもあり、Meは自分の話をして距離を縮める、Weは共通点を見出して連帯感を作る、Nowは自分のやりたいことを説明する、というもの。
これがわかっていない人は、Nowだけをやる。(中略)
いきなり球団買収で出てきて、どう思われているのかというと、上場して巨万の富を得た、いけ好かないIT社長で、ネクタイもしないし、ロンゲだし。なんなんだあいつはと。
自分とは全然違う人間だし、いけ好かないムカつく奴って思われていたんです。でも、自分は違うと思っているわけです。全く真逆の自分像があるわけです。
そういう状況で皆に伝わるだろうと思って伝えてたんだけど、皆はそうは思ってくれなかった。
人は誰でも自分に対するイメージ(以下、自己イメージ)を持っています。
自己イメージと合う経験ができれば、その経験を抵抗なく受け入れることができますが、イメージと合わない経験だと抵抗が生まれます。
堀江さんのように、心の中だけで「自分も皆と同じだからわかってくれるだろう」と思って話をしても、自分の想いは伝わりませんし、抵抗も生まれます。
自分の話を聞いてもらうためには、まず、聞いている人のイメージと話の間に摩擦を生まない環境を整えることです。
そのためには、相手に「自分も同じ」だと思って貰うことです。共感してもらい、「その気持ちわかるわー」って思って貰うことです。
なので、堀江さんが言う「自分の話をして距離を縮める」ことや、「共通点を見出して連帯感を作る」ことは共感してもらう手段として有効だと思います。
また、ずっと活躍している人は適度に負け顔を見せている話も紹介されていました。
例えば、ソフトバンクの孫さんは自分のハゲをネタにしています笑
髪の毛が後退しているのではない。 私が前進しているのである。 RT @kingfisher0423: 髪の毛の後退度がハゲしい。
— 孫正義 (@masason) 2013, 1月 8
負け顔を見せることで、「あの人は特別だ」という感情を無くして「自分と同じだ」と思ってもらってるわけです。
つまり、自分の話をするにせよ、弱みを見せるにせよ、話を聞いてもらうためには、「自分と同じ」だと思われることが大切だということです。
Reference:tv asahi
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”If you wish to experience peace, provide peace for another.
ー Dalai Lama ”
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