下記は、サッカー界のスーパースターであるクリスティアーノ・ロナウド選手から、いつか彼とプレーしたいという夢を持つサッカー少年に贈られた言葉です。
常にプロになりたいと意識し、そのために努力をしてください。
プロになるのは簡単なんじゃないかと思う人もいるかもしれません。
ですが、本当に自分で強い信念を持たないといけません。
一生懸命トレーニングして、チャンスがあればものにしなければいけません。
日々の生活の中にあるチャンスを生かし、自分の才能を発揮させなければいけません。
僕は11歳でキャリアをスタートさせて、ずっとプロになりたいと夢を持っていました。
そして16歳でプロになりました。もちろん、周りのサポートもありました。
でも、僕が一番伝えたいことは、自分の力を信じること。そして、100%努力すること。
そうすれば、夢は必ず叶います。
職業選択や変更はどのように行われ、また、それらはどのように行われるべきなのかについて、一連の考え方を示すキャリア理論の観点からいうと、ロナウド選手が一番伝えたかった「自分の力を信じる」という言葉は、人間の行動に影響を及ぼすとされる「自己効力感」に該当します。
自己効力感とは、「能力の自己評価」のことで、一言でいえば「自分ならできる」と思う気持ちのことです。
自己効力感は、自らの成功体験や周囲からのサポート、心理状態に影響されることがわかっています。
ただ、自己効力感は高ければいいというものではありません。
なぜなら、自分の能力を過大評価しすぎると、準備不足のまま困難な課題に手をつけて大きなミスを犯してしまい、結果的に自己効力感を削いでしまうかもしれないからです。
かといって、自己効力感が低ければ、挑戦することを避けてしまうため、なかなか力を付けることはできません。
したがって大切なのは、過大でも過小でもない、「適度なレベル」の自己効力感を持つことです。
適度なレベルとは、ロナウド選手の言葉を借りれば、「努力する」ということです。
つまり、目的達成のために準備を伴った行動ができれば、適度なレベルの自己効力感が備わっていると言えます。
また、目的達成のためには、目標を立てることも必要になりますが、これについてはアメリカの著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏の意思決定プロセスを参考にしてみて下さい(関連記事:”成功するには「捨てる」こと”)。
Reference:9ポスト、キャリアカウンセラー養成講座 text3(日本マンパワー)
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”If you have a dream, then you should just do it. Once you start, then things start to fall into place and it becomes easy.
ー Sandy Robson ”
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