by 堀江 貴文(ライブドア元代表取締役社長・7gogoファウンダー)
やっちゃいけないのは技術オリエンテッドで考えることで。イノベーションが生まれるきっかけって、そういうことじゃないんですよ。
例えばAirbnbは、技術的にはもっと前からあってもいいサービスだった。空いてる部屋を貸したい人はいたし、知らない街で変な宿に泊まりたくないと考える人も、スマホができる前からいた。
Uberにしたって、その辺を走っているクルマに相乗りができれば便利なのは昔から同じです。だったら、今はスマホにGPSも付いてるんだし、それを使って配車と乗車のマッチングをすればいいじゃん?と考えた人がいて、Uberが誕生している。
つまり、めんどくさいことを解消するのがイノベーションのきっかけであって、テクノロジーは実現の手段でしかない。
堀江貴文氏のゲームチェンジャー論「世界を変える人に共通点はない。ただダメなケースは決まってる」【特集:New Order】
そう語るのは、ライブドア元社長の堀江貴文氏。堀江氏によると、世界を変える人に共通点はないが、ダメなケースは決まっているとのこと。
ただ、
”「これから世の中こうなっていくだろう」という生活を、人より先に実践してる”
”「世の中もっとこうなった方がいいのに」と考えながらいろいろ試していくうちに、ある時、「これとこれを組み合わせたらイケるんじゃないか」という解が見える瞬間が来る”
”先のことを考えて、調べて、工夫していくうちに、他の人が気付かない「あったらいい何か」が見えるようになった”
という堀江氏の発言には、「世界を変える人は、先のことを常に考え行動し続けている」というメッセージが込められているように思えてなりません。
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”Things do not happen. Things are made to happen.
(物事は起きるものではない。起こすものだ)
ー John F. Kennedy(第35代アメリカ合衆国大統領) ”
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