秋元康「自分しか見ていないなというものを作れば、人に刺さる」

by秋元 康(作詞家)

「メディアやインフラが変わっていく中でコンテンツはどうしたらいいのか」と多くの人から相談を受けるそうで、「その方にいうのは『料理を作る時に皿を選んでから料理を考えますか?』と。細長い皿だからこんな料理にしようなんて、考えないじゃないですか。つまり、美味しい料理を作れば、紙皿だろうがテーブルの上であろうが人は食べますよと」と持論を展開。

「まず美味しい料理を作って、みんなが食べたいと思った時に、細長い皿、深い皿にするのか考える。先に皿やメニューにあわせてコンテンツを、『メディアがどうなるか』を考えてから作るのは違うと僕は思います」と語った。

面白い映像については「一番は『誰も見ないだろうな』というものを作る。最大公約数を作れば作るほど人は見ない。『自分しか見ないだろう』というものは必ず、もう1人の自分、もう10人の自分が最高に面白いものを見つけたと思って見てくれる」と説明。

「視聴率を上げるために、視聴者が見たいものを作ろうとして今、行き止まりに来ていて苦しい。『食べ物番組かな』『こういうお笑いかな』と思って作れば作るほど、視聴者はある種の予定調和となって『テレビのメディアで見なくてもいいや』と。その中で面白い部分だけを見るYouTubeとかになる」と熱弁した。

さらに「素人の女の子が出演する『オールナイトフジ』を見る人はいないなと思って、職場に行った時に、『オールナイトフジがさ~』といったら『お前も見ているの? 髪が長い子はかわいいよね』と盛り上がった。秘密を共有できた時に伝播していく。こんな時間に『自分しか見ていないな』というものを作れば人に刺さる」と伝えた。

Reference:秋元康氏、メディアのあり方熱弁 視聴率よりも「“自分しか見ない”が刺さる」

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理系屋代表