神岡真司「お金持ちの思考の特徴は、自己効力感が強いこと」

by 神岡 真司(ビジネス心理研究家)

お金持ちの思考の特徴は何か? それはなんと言っても「自己効力感」が強いこと。「自己効力感」とはカナダ人の心理学者アルバート・バンデューラによって提唱された概念です。自己に対する信頼感や有能感のことで、簡単に言うと「自分はきっとうまくできる」とか「自分には能力がある」というセルフイメージを持っているということです。

たとえば、上司から結構難しい仕事を頼まれた場合、ビジネスパーソンの反応は大きく二つに分かれます。一つは「大丈夫かな? 俺にはできないかもしれない」と弱気になるタイプ。もう一つは「大変そうだけど、きっとできる」と考えるタイプ。

皆さんはどちらでしょう?

自己効力感の高い人は「大変だな」とは思っても、心のどこかで、それをやり遂げてしまう自分をイメージしています。お金持ちの人のほとんどは、何か大きな仕事や困難が立ちはだかったとき、それに臆するのではなく「自分ならきっとうまく乗り切ることができる」と、心のどこかで思っているのです。

Reference:「自信」に関する成功者の言葉#5

人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。今回は、そのうちの1つ、自分ならできると思うこと(自己効力感)に関する名言をご紹介しました。




−−

”Everything has its wonders, even darkness and silence, and I learn, whatever state I may be in, therein to be content

ー Helen Keller ”
Top Photo By BK, on Flickr

理系屋代表