①「絶対できる」と信じる
心の問題で勉強が出来るか出来ないか、仕事が出来るか出来ないかめちゃくちゃ変わる。
こう話すのは「ビリギャル」でお馴染みの坪田信貴先生。①の話を要約するとこんな感じ（↓）でした。
床であれば、約50センチ幅の中をはみ出さないように歩けるのに、スカイツリーくらい高いビルの間を繋ぐ幅50センチの鉄板の上を渡って下さいと言われれば、多くの人は無理だと答える。
身体能力は同じなのに、気持ちの問題で立つことも歩くこともできなってしまう。つまり、やることは同じでも、失敗のイメージを抱いた瞬間に能力は著しく低下してしまうということ。
一番大事なのは絶対に出来ると信じ込むこと。本当に叶いたい夢こそ絶対にできるって言葉に出して言うこと。言うことだけなら努力は必要ない。必要なのは勇気だけ。そうやって一歩でも踏み出して口に出して言うことから全ては始まる。
②敵・相手を理解しようと努力する戦略
②の話を要約するとこんな感じ（↓）でした。
戦略とは、戦いを略（りゃく）す、つまり、戦わないということ。いかに戦うかではなく、戦わないことが戦略。
例えば、受験戦略というのは、受験勉強をしなくても受かるというのが本来の受験戦略の意味。
孫氏の兵法の中に、「敵を知り己を知れば百戦危うからず（意味：敵と味方の戦力を理解していれば、百回戦っても負けることはない）」という言葉がある。受験において、敵を知る、つまり、入学試験を理解することが最も大切なこと。
例えば、慶應大学経済学部の日本史は1600年以降からしか出ない。この情報を知らない人は旧石器時代など社会の教科書の1ページ目から勉強することになる。これは無駄な戦いをたくさんしているということ。
この考え方を社会に置き換えると、世の中から求められないことをいくら努力しても評価されないということ。
③正しい指導で正しいやり方を学ぶ戦術
③の話を要約するとこんな感じ（↓）でした。
四角形の上に三角形を書いて下さいというと、出てくる結果、つまり、アウトプットは人によって異なる。これは位置関係など具体的な書き方の説明、つまり、戦術がなかったのでバラバラになったと考えられる。
同じように、勉強ができない子に英単語100個覚えてきてといっても出来るわけがない。やり方を教えないで、定義も曖昧なままで方法だけ任せてやらせて伸びるわけはない。
今、成果が出ている人は今やってる方法を続けて下さい。成果が出てない人は方法論が間違っているだけだから全部変えるべき。
①〜③のまとめ
出来る人間になるには、物事に対し、やみくもに取りかからず、方法を明確にすべき。さらには、個人個人に合ったやり方や戦術を教えてくれる先生や上司の存在も夢の実現には重要、とのことでした。
Tモデル思考
この言葉をTモデル（関連記事：ゆう「人生は変えられる」）で考えると、以下のようになります。
①マインド（精神）と②戦略（※）に関しては、それぞれ自己効力感と結果期待のことを指しています。
（※）結果期待のうち、自己承認は自分で自分を認めること、他者承認は他者から認めてもらうことなので、欲求を満たそうと思えば、当然、自分が好きなことや他人がしてもらいたいと思っていることを知らなければならない。つまり、知ろうとすることが戦略なのである。
③戦術に関して、「成果が出ている人は今やってる方法を続けて下さい」の「成果が出ている」というのは、目的に対する行動の結果が自分の期待した結果と同じであることを、「今やってる方法を続けて下さい」というのは、戦略が正しいということを意味します。
「成果が出てない人は方法論が間違っているだけだから全部変えるべき」の「成果が出てない」というのは、目的に対する行動の結果が自分の期待した結果と違うということ、「方法論が間違っているだけだから全部変えるべき」というのは、戦略が間違っているということを意味します。
しかし、ここで重要なのは、「方法論が間違っているだけ」という言葉です。
つまり、成果が出ていないのは、戦略が間違っているからであって、個人の能力（個人的要因）のせいではないということ。
何事も、できないと諦める前に色んな方法を試すこと、期待した結果が出なくてもめげないことが大切なのです。
Reference：TBS
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”If you want to change another person, first change your own heart. When you change, others around you will change.
ー Daisaku Ikeda
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