入山章栄「イノベーションは既存知の組み合わせで、既存知間の距離が遠ければ遠いほど面白いイノベーションが生まれる」

by入山 章栄(早稲田大学大学院 准教授)

――日本企業が変わるには、どうすべきだと思いますか。

「メシ・風呂・寝る」では知的生産性は上がりませんから、これからのビジネスパーソンは早く帰宅して、何よりも「人・本・旅」で勉強することです。様々な人に会い、本を読み、いろいろな場所に行くことです。仕事の後で勉強会に参加したり、コトラーの本を読んだりすることが勉強だと思っている人がいますが、これは大して役に立ちません。マーケティングなど仕事に近いことを勉強するより、むしろ自分の好きなアートや文学、茶道、華道などを学んだ方がビジネスの役に立ちます。

――世界が広がるということでしょうか?

同じ会社の人間と話をしていても、たいしたインスピレーションは湧きません。異なる世界の人と会って初めて、びっくりするようなことが起こり、イノベーションにつながるのです。

早稲田大学大学院准教授の入山章栄さんがよく言われているように、イノベーションは既存知の組み合わせで、既存知間の距離が遠ければ遠いほど面白いイノベーションが生まれます。GAFAやユニコーン企業の経営幹部たちは、美術や音楽への造詣も深く、経営学と一緒に美学や哲学のマスターを取得していたりする。だからイノベーションを生み出すことができるのです。

Reference:ビジネス書を捨て、古典で教養を身につけよ!還暦ベンチャーから70歳で新分野に転身した「人生のリアリズム」 〜立命館アジア太平洋大学(APU)学長出口治明氏インタビュー〜

本ブログでご紹介している名言や格言は、成功するために必要な8つの要素に関するものです。

8つの要素とは、自分が好きなことをやりたいと思う『自己承認』、他者に認められたいと思う『他者承認』、自分ならできると思う『自己効力感』、実現させたい『目的』、目的を実現させるための『行動』、自分が正しいと信じている『信念』、先天的資質や能力、性別などの『個人的要因』、自分を取り巻く『環境的要因』のこと(【参考記事】語録.comとは?)。

“何をやっても上手くいかない” “毎日がつまらない” “やりたいことが見つからない” “どんな仕事に向いているかわからない” と感じるのは、あなたの考え方(信念)や目的を実現させる方法(行動)、自分を取り巻く状況(環境的要因)など、いずれかの要素に問題がある可能性がありますので、8つの要素に関する名言や格言を参考にしてみて下さい。

いずれかの要素で参考になる言葉が見つかれば、それが今のあなたにとって、必要な考え方になります。その言葉を取り入れることで、成功に近づくことが出来るでしょう。

なお、各要素は、ブログ記事のタグになっているので、要素ごとの名言や格言を簡単に参照することができます。

また、自分や人間関係、仕事、お金に関するお悩みをお持ちの方は、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事の悩み」(就活生や転職をお考えの方は「就職の悩み」)「お金の悩み」タグをご参照下さい。

あなたを、成功に導く言葉が見つかれば幸いです。





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”Let go of your fear and walk boldly forward

ー Panache Desai
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理系屋代表