「環境」に関する成功者の言葉#3

「環境」とは、個人を取り巻く状況のこと。成功者の「環境」への向き合い方や捉え方を、名言や格言を通して紹介する。

中田 敦彦(お笑いタレント)

僕は常々、1つのグループや企業の中にいて合わないとか力を発揮できないと感じている人は、環境を変えるべきだ。フィットする環境さえ見つかれば、どんな人も誰にも負けない才能を発揮できるし天才になれる。そう確信しています。

ある場所で無能と呼ばれる人間が、ある場所では天才と呼ばれることがあります。もちろん、その逆も。天才物理学者のホーキング博士だって、漁船に乗れば無能です。彼に漁業はできませんよね。あまりにも当たり前のことなのに、多くの人は「これがルールだから」と、自分のいる場所の評価基準でがんばってしまいます。

Reference:中田敦彦 私が漫才を捨て、「音ネタ」を選んだ理由 

出口 治明( ライフネット生命保険 創業者)

「みんなから好かれる」というのは、持って生まれた運や才能のようなものです。たいてい「2:6:2」の法則で、2割は自分を好いてくれる、6割は普通、2割は嫌いになる。

ただ、みんなから好かれた人が世の中を幸せにしないのは、塩野七生さんの『ギリシア人の物語II』を読めばわかります。アルキビアデスという誰からも好かれた若者が、結果的にアテネをめちゃくちゃにしたことが描かれています。反対に、スティーブ・ジョブズの伝記などを読むと、「こういう人と友達になったら大変だ」と思いますが、彼は偉大な経営者でしょう。

Reference:管理職は”嫌われる勇気”を持つべきである

ジェフ・ベゾス(アマゾン 創業者)

Amazonは過去に何度も間違えた意思決定をしてしまったことがあるが、結果としてうまくいっていると述べており、逆にスタートアップが成功するためにはとても大きな「運」も必要だと述べています。

真面目に働いたり、正しい戦略を持つということはもちろん重要なことですが、真面目に働いて正しい戦略を実行している会社であっても、失敗する会社もたくさんあります。大きな成功を手にするには運も必ず必要だと、言うのが彼の一言です。

Reference:Amazonのジェフ・ベゾスCEOの成功のための思考法




−−

”Be believing. Be happy. Don’t get discouraged. Things will work out

ー Gordon B. Hinckley
Top Photo By BK, on Flickr

理系屋代表