南場智子「他人の尺度で選択している限り、自分の人生を生きているとはいえない」

by 南場 智子(株式会社ディー・エヌ・エー 創業者)

――(U22)自分の尺度で生き始めるのが遅れたと感じている南場さんから、今の20歳前後の世代に贈るアドバイスはありますか。

20歳前後というのは、世の中のすねかじりから社会の一員に変わっていくタイミングです。就活は、初めて偏差値がない、大きな意思決定ですよ。中高大と偏差値という尺度の中で自分の手が届く一番いいところを選んできたと思うけれど、それはすべて他人の尺度。他人の尺度で選択している限り、あなたはあなたの人生を生きているとはいえません。職業選択は初めて、他人の尺度から解放されるチャンスです。絶対に「親が喜ぶ」とか「友達にドヤ顔できる」という尺度で就職を決めないでほしい

自分が夢中になれるものは何か、自分の心に聞いてみてください。正解が1つというような日本の教育を受けていると、夢中になる能力がどんどん失われてしまうんですけれど、20歳くらいになったら、できるだけ意識的に、自分の夢中になるものを自分で見つけて、自分で選んでいってほしいなと思います。

Reference:トップ女性起業家の後悔 自分の尺度で生きるの遅れた




本ブログでご紹介している名言や格言は、成功するために必要な8つの要素に関するものです(【参考記事】上野洋平「成功するために必要な8つのこと」)。

8つの要素とは、自分が好きなことをやりたいと思う『自己承認』、他者に認められたいと思う『他者承認』、自分ならできると思う『自己効力感』、実現させたい『目的』、目的を実現させるための『行動』、自分が正しいと信じている『信念』、先天的資質や能力、性別などの『個人的要因』、自分を取り巻く『環境的要因』のこと。

“何をやっても上手くいかない” “毎日がつまらない” “やりたいことが見つからない” “どんな仕事に向いているかわからない” と感じるのは、あなたの考え方(信念)や目的を実現させる方法(行動)、自分を取り巻く状況(環境的要因)など、いずれかの要素に問題がある可能性がありますので、8つの要素に関する名言や格言を参考にしてみて下さい。

いずれかの要素で参考になる言葉が見つかれば、それが今のあなたにとって、必要な考え方になります。その言葉を取り入れることで、成功に近づくことが出来るでしょう。

なお、各要素は、ブログ記事のタグになっているので、要素ごとの名言や格言を簡単に参照することができます。

また、自分や人間関係、仕事、お金に関するお悩みをお持ちの方は、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事の悩み」(就活生や転職をお考えの方は「就職の悩み」)「お金の悩み」タグをご参照下さい。

あなたを、成功に導く言葉が見つかれば幸いです。




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” If I get caught up in judging, the responsibility lies with me, not with them. It becomes my work on myself.

ー Ram Dass ”
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理系屋代表