細川護熙「目標を限定的に定めるのがすごく大事」

by 細川 護熙(元 内閣総理大臣)

西 若いころから芸術に関心があったのですか。

細川 ほとんど関心がありませんでした。若いころは政治家になると決めて、まっしぐらでした。高校の頃に決めて、大学は新聞学科がある上智大学へ。政治家になるには新聞記者になるのが一番の近道だと思ったから、当時は政治家を多く出していた朝日新聞の記者になりました。芸術は60歳で政界を引退してからです。人生、軌道修正はいくらでもできるし、とにかく関心のあることを思いっきりやるのがいい

西 まさに人生100年時代ですね。

細川 でもね、これは最近よく思うんですけど、人生はやっぱりそれほど長くない。100年といったって、大した長さではないんです。だから、できるだけ若いときに目標を定めて、それに向かって進んでいくことが大事だと思いますよ。

西 人生は長くない、ですか。まだ21歳の自分には想像がつきません。

細川 中国の詩人、陶淵明は「人生は幻化に似てついにまさに空無に帰すべし」とうたっています。人生は幻の花のようで、あっという間に過ぎ去ってしまうよという意味ですが、私はほんとうにその通りだと思う。ですから、余計なことはしないこと。目標を限定的に定めるのがすごく大事で、そこへ向かって最短距離で進んでいかないと時間が足りない

私はできるだけ余計なことをしないんです。若いころは父に猛反対されても押し切って政治家になった。引退後は芸術に一直線です。だから変人だと言われますが、そのくらい徹底していかないと、自分が満足するような結果にはならないんじゃないかと思います。

Reference:変人と呼ばれてもいい 人生に余計なことする暇はない




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理系屋代表