秋元康「止まっている時計は、日に2度合う」

by 秋元 康(作詞家)

僕の好きな言葉に『止まっている時計は、日に2度合う』があります。例えば、ずっと前から延々とカスミ草だけを植えている人がいます。自分の姿勢を決して曲げない。でも、何年かに1度、カスミ草の大ブームが来て、この人は高い評価を受ける。

一方、ただ流されて、ヒマワリだ、タンポポだと移ろう人もいる。こういう人は、永遠に時代から5分遅れで走り続けるわけです。1度も時間は合わない。僕がいま、就職先を選ぶとすれば、あえて最悪のところを狙うでしょうね。みんなと逆へ逆へ行く。それが僕のやり方なんです。(中略)

僕はこれまで、成功を手にした人にたくさん出会ってきました。では、この人たちは何が違うのかというと、簡単です。自分を信じて『行動を起こしている』ということです。

成功を手にできなかった人は、必ず後からついてくるだけ、『自分も同じことを考えていた』などと言って(笑)。問題は、やるかやらないかなんです。ここが運命の分かれ道。実行に移す人は、案外少ないんですよ。(中略)

大事なのは、自分にとって何が幸せなのか、どうすればドキドキできるのかを、しっかり理解しておくことです。本当に何が好きなのか考えてみる。誰かの意見に流されたり、お金に縛られたりして、判断が間違っていないか自問自答してみる。

そうやって、自分の幸せをしっかり定義しておく。それができていないと、常に何かを求め、何にでも手を出し、結局何も手に入らないことになりかねません。

Reference:止まっている時計は、日に2度合う──秋元康流 「流れ」のつかみかた




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本ブログでご紹介している名言や格言は、成功するために必要な8つの要素に関するものです(【参考記事】上野洋平「成功するために必要な8つのこと」)。

8つの要素とは、自分が好きなことをやりたいと思う『自己承認』、他者に認められたいと思う『他者承認』、自分ならできると思う『自己効力感』、実現させたい『目的』、目的を実現させるための『行動』、自分が正しいと信じている『信念』、先天的資質や能力、性別などの『個人的要因』、自分を取り巻く『環境的要因』のこと。

“何をやっても上手くいかない” “毎日がつまらない” “やりたいことが見つからない” “どんな仕事に向いているかわからない” と感じるのは、あなたの考え方(信念)や目的を実現させる方法(行動)、自分を取り巻く状況(環境的要因)など、いずれかの要素に問題がある可能性がありますので、8つの要素に関する名言や格言を参考にしてみて下さい。

いずれかの要素で参考になる言葉が見つかれば、それが今のあなたにとって、必要な考え方になります。その言葉を取り入れることで、成功に近づくことが出来るでしょう。

なお、各要素は、ブログ記事のタグになっているので、要素ごとの名言や格言を簡単に参照することができます。

また、自分や人間関係、仕事、お金に関するお悩みをお持ちの方は、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事の悩み」(就活生や転職をお考えの方は「就職の悩み」)「お金の悩み」タグをご参照下さい。

あなたを、成功に導く言葉が見つかれば幸いです。




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” What the world needs is not a change of circumstance, but a change of consciousness.

ー Neale Donald Walsch
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理系屋代表