鳥原隆志「理由を3つ出されると、相手が受け入れる確率は格段に高くなる」

by鳥原 隆志(インバスケット研究所 代表取締役)

著者はなにかを伝える際には、必ず理由に重点を置くのだといいます。しかも「理由は3つあります」と、理由を強調するのだそうです、そうすれば「理由が3つもあるのか」と思ってもらえ、納得してもらえる確率を高めることができるから。

“理由は、1つではダメです。簡単にその理由に反論できるからです。

ところが、理由を3つ出されると、相手が受け入れる確率は格段に高くなります

なぜなら、多くの人は、反論をするより納得するほうが楽になるからです。

大事なのは、理由の質よりも、これだけ理由があると相手に印象づけることです。

人は理論よりも感情で納得します。

だから無理にでも3つ理由をつけるのです。”

また相手を説得しやすいだけではなく、自分自身の意思決定にも自信をつけ、意思決定の質を上げる効果もあるのだとか。「なんとなくこの仕事から始めた」など、「なんとなく」で決めていることは意外に多いものですが、「なんとなく」をなくすためにも、3つの理由を考える癖が身についていたほうがいいということ。3つの理由をつくると、相手が納得しやすくなるだけでなく、自分自身の意思決定の質を上げることもできるというわけです。

Reference:判断は「タイミング」が9割? 仕事ができる人のコミュニケーションの習慣

本ブログでご紹介している名言や格言は、人生をより良く生きるために必要なTサイクルの8つの要素(「自己承認」「他者承認」「自己効力感」「目的」「行動」「信念」「個人的要因」「環境的要因」)に関するものです。

“何をやっても上手くいかない”“毎日がつまらない”と感じるのは、Tサイクルがうまく回っていないのかもしれません。

Tサイクルがうまく回っていない場合、あなたの考え方(信念)や目的を実現させる方法(行動)、自分を取り巻く状況(環境的要因)など、Tサイクルのいずれかの要素に問題がある可能性がありますので、Tサイクルの8つの要素に係る名言や格言を参考にしてみて下さい。

いずれかの要素で参考になる言葉が見つかれば、それが今のあなたにとって、必要な考え方になります。その言葉を、今のあなたに取り入れることが出来れば、Tサイクルは回り始めるでしょう。

なお、Tサイクルの各要素は、ブログ記事のタグになっているので、要素ごとの名言や格言を簡単に参照することができます。

また、自分や人間関係、仕事、お金に関するお悩みをお持ちの方は、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事の悩み」「お金の悩み」タグをご参照下さい。

あなたの人生を、より良くするための言葉が見つかれば幸いです。





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ー Helen Keller ”
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理系屋代表