石川尚子「質問の仕方で子どもの将来が変わる」

by 石川 尚子(ビジネス・コーチ)

質問には、「質問されると人の意識がそこに向かう」という効果があります。「なぜ、仲良くできないの?」と質問されると、「自分は仲良くできない子なんだ」というセルフイメージが強化されてしまいます。「なぜ、言うことが聞けないの?」と質問するのは、「あなたは言うことを聞かない悪い子」と言い聞かせているようなものです。

「どうしたの?」、「どうしたいの?」、「どうすればいいと思う?」と質問していくことで、自然と、「解決策を自分で考える」方向に子どもたちの意識が向かい始めます。自分がやりたいことをやるために、相手と折衝する必要があれば、その方法も考え始めます。

将来、社会に出た時に、このような思考力とコミュニケーション力は、非常に大きな財産となります。子どもの意識が、自己否定感に向かうのか、解決志向のプロセスに向かうのかは、日頃から、どんな質問を投げかけられてきたのかに左右されると言ってもよいでしょう。

Reference:「人間関係の悩み」に関する成功者の言葉#3

人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。そのうちの3つ、「自己承認」「他者承認」「自己効力感」から、人の悩みは、大きく3つのカテゴリー、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事・お金の悩み」に分けることができます(参考記事:「人が悩む3つの要素」「人が悩む3つの要素#2」)。

例えば、「自己の悩み」とは、自分の能力や健康のこと、「人間関係の悩み」とは、教育や交友、子育てのこと、「仕事・お金の悩み」とは、キャリアや給与のこと。

今回は、「人間関係の悩み」に関する名言をご紹介しました。





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”Be thankful for the wrong relationships. They teach you, change you, strengthen you and prepare you for the right one

ー Author Unknown ”
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理系屋代表