横山信治「失敗したということは、方法が間違っていたということ」

by横山 信治(強運コンサルタント)

仕事柄、たくさんの方にお会いしてきました。その結果、成功して豊かでお金に恵まれる人と、そうでない人の違いは、トラブルや困難、逆境に直面した時の考え方と行動の仕方に大きな違いがある──。そう確信するようになりました。

たとえば、仕事で何かミスや失敗をしたとしましょう。あなたはその時、どのように考えるでしょうか?

a.失敗をしたのは「○○のせいだ」と他人や周りの環境を責める
b.失敗をしたのは「自分が悪かった、能力がなかったからだ」と自分を責める

あなたはどちらのタイプでしょうか? 他人を責めるか、自分を責めるか? 一見すると成功する人はbタイプに思えます。他人を責めて自己正当化する人はそこで成長もストップしてしまう。ところが、じつはaもbも成功する人ではないのです。成功する人、金運に恵まれる人の考え方は、

c.悪かったのは自分でも他人でもない。「やり方」が悪かっただけ。だからやり方を変えてみよう。

なのです。失敗したということはやり方、方法が間違っていたということ。誰が悪いという犯人探しをするより、それまでのやり方をどう変えればうまくいくかを考える。そして再度チャレンジする。成功している人、金運に恵まれている人はそんなシンプルな考え方をしているのです。

たとえば、私のセミナーの受講生でも、将来自分の著作を出したいという夢を持っている人が何人かいます。ところが実際に出版に漕ぎ着ける人は多くありません。才能云々の問題ではないようです。

まず夢を語る半分の人は夢を語っただけで満足します。企画書を出版社に出す人は半分だけ。その人たちも最初の企画書がすんなり出版社に通ることは稀です。ほとんどは不採用になります。するとそこでその半数が脱落します。

1回の失敗で「自分には才能がない」「やはり自分には無理なのだ」と勝手に自分を責めたり、「出版社には自分の意図は伝わらない」などと、勝手な理屈をつけて相手を責めることで終わったりします。

いまの時代、どんなに名が通っている著者でも、持ち込みの企画がそのまま通るほど甘くはありません。まして初めて本を書きたいという人ならなおさらでしょう。編集者のアドバイスを聞き、企画を手直しして再度トライする。しかも1社がダメでも他の社ならOKということもあります。

失敗した時や逆境の際には、えてして他人や自分など、何かを責めてしまいがちです。そうではなく、それまでのやり方が悪かったのだから、それを変えて再度トライするだけ。むしろ失敗や逆境は間違いを教えてくれるきっかけなのです。そう考えられる人が成功する人だと言えると思います。

Reference:お金が寄ってくる人の「失敗した時の考え方と対処法」

本ブログでご紹介している名言や格言は、人生をより良く生きるために必要なTサイクルの8つの要素(「自己承認」「他者承認」「自己効力感」「目的」「行動」「信念」「個人的要因」「環境的要因」)に関するものです。

“何をやっても上手くいかない”“毎日がつまらない”と感じるのは、Tサイクルがうまく回っていないのかもしれません。

Tサイクルがうまく回っていない場合、あなたの考え方(信念)や目的を実現させる方法(行動)、自分を取り巻く状況(環境的要因)など、Tサイクルのいずれかの要素に問題がある可能性がありますので、Tサイクルの8つの要素に係る名言や格言を参考にしてみて下さい。

いずれかの要素で参考になる言葉が見つかれば、それが今のあなたにとって、必要な考え方になります。その言葉を、今のあなたに取り入れることが出来れば、Tサイクルは回り始めるでしょう。

なお、Tサイクルの各要素は、ブログ記事のタグになっているので、要素ごとの名言や格言を簡単に参照することができます。

また、自分や人間関係、仕事、お金に関するお悩みをお持ちの方は、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事の悩み」「お金の悩み」タグをご参照下さい。

あなたの人生を、より良くするための言葉が見つかれば幸いです。





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”Patience is not about doing nothing. It is about constantly doing everything you can, but being patient about results

ー Author Unknown ”
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理系屋代表