枡野俊明「相手には相手の価値観があると知る」

by 枡野 俊明(「禅の庭」庭園デザイナー)

「禅の庭」をつくるときには「山是山、水是水(やまはこれやま、みずはこれみず)」という禅語を思い出します。意味は、山は山として本分をまっとうし、水は水として本分をまっとうすることにより、自然のなかで共存するということです。

これを人の社会にあてはめるなら、自分には自分の価値観があるように相手には相手の価値観があり、相手を受け容れることによって、イライラや不安を感じることが少なくなっていきます。

禅の教えを体得することにより、人は苦手な相手ともうまく付き合えるようになりますし、誰とでも心地よい距離感を保つことができるようになります。


ー 近すぎず、遠すぎず。 他人に振り回されない人付き合いの極意

Reference:「人間関係の悩み」に関する成功者の言葉#4

人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。そのうちの3つ、「自己承認」「他者承認」「自己効力感」から、人の悩みは、大きく3つのカテゴリー、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事・お金の悩み」に分けることができます(参考記事:「人が悩む3つの要素」「人が悩む3つの要素#2」)。

例えば、「自己の悩み」とは、自分の能力や健康のこと、「人間関係の悩み」とは、教育や交友、子育てのこと、「仕事・お金の悩み」とは、キャリアや給与のこと。

今回は、「人間関係の悩み」に関する名言をご紹介しました。





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”The only freedom we’ve got is not to react to anything, but to turn within and know the truth

ー Robert Adams
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理系屋代表