木村亮示・木山聡「伸びる人は、クライアントの役に立つために成長したいという気持ちが原動力」

by 木村 亮示、木山 聡(BCGジャパンシニア・パートナー、マネージング・ディレクター)

外資系コンサル会社は、優秀な学生にとっても狭き門です。入社する人は一様に「成長したい」「成長しなければならない」という強い気持ちを持っていますが、なかには伸び悩む人もいるそうです。特に仕事をする主な動機が「成長したい」というものだと、十分な成長が見られない傾向があると著者は指摘します。成長の目的が「給料をあげたい」「褒められたい」といったように「自分への見返り」だからです。

本来、成長は“手段”にすぎない。成長が目的になると、壁に突き当たったときに乗り越えるための力が出ない。自分の成長は自分だけのものなので、自分があきらめてしまうとその頑張りが続かないからだ。(Chapter.1 スキルを集めるだけでは成長しない 44ページ

一方、伸びる人は「クライアントの役に立つために成長したい」という気持ちが原動力で、泥くさいことでさえも乗り越える強さを持てるといいます。こうした他者への貢献に対する強い思いと、「何度もチャレンジを継続できる折れない心」「できない事実を受け入れる素直さ」という3つのマインドセット(基本姿勢)が成長の土台になる、と著者は強調します。

Reference:外資系コンサル流 「超高速」人材育成のノウハウ

人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。今回は、そのうちの1つ、他者(他者承認)に関する名言をご紹介しました。




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”Every person, place, and thing on this planet is interconnected with love. I am at home in the Universe

ー Louise Hay ”
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理系屋代表