布留川勝「成功するためには、ビジョンとシンクの2つが欠かせない」

by布留川 勝(グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ 代表取締役社長)

ビジョナリーシンキングとは、右脳で創造的かつわくわくするようなビジョンを描く一方で、そのビジョンが実現可能かどうかを左脳で論理的にきっちりと検証できるような思考を指す。たとえば、私が典型的なビジョナリーシンキングの持ち主だと確信しているソフトバンクの孫正義代表取締役会長兼社長は、脳科学者の茂木健一郎氏との対談で、次のように語っている。

「最初は右脳を使って思う存分、成功のイメージをつかみますが、その次の段階では、そのイメージを実現するための具体策を、左脳で翻訳していくんです。『この未来を実現するためにはどうすればいいか』と。そこからはもう、完全に論理の世界です」(プレジデント・オンライン)(中略)

また、京セラと第二電電(現・KDDI)の創業者であり、JALの再生でも有名な稲盛和夫京セラ名誉会長も、次のような言葉を残している。

「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行すること。これが物事を成就させ、思いを現実に変えるのに必要なのです」(稲盛和夫OFFICIAL SITE)(中略)

一流のスポーツ選手もまた、卓越したビジョナリーシンキングの持ち主だ。メジャーリーガーのイチロー選手は、小学6年生のときに「僕の夢」と題した作文で、次のように記している。

「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。そのためには中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。活躍できるようになるためには練習が必要です。僕は三才の時から練習を始めています。三才から七才では半年くらいやっていましたが、三年生の時から今までは三百六十五日中三百六十日は激しい練習をやっています。だから、一週間中で友達と遊べる時間は五、六時間です。そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球選手になると思います。そして、その球団は中日ドラゴンズか、西武ライオンズです。ドラフト一位で契約金は一億円以上が目標です」(中略)

彼が成功できたのは自分の将来を具体的に描いていたからだ。成功する人は自分が成功している姿を視覚的に描いている。これがビジュアライゼーションの力だ。だが、具体的にビジョンを描いても、何をすればよいかシンキングできない人がいる。シンキングできる思考力があっても、ビジョンを持てない人もいる。成功するためには、ビジョンとシンクの2つが欠かせない

Reference:あの有名社長も?成功する人が持つ「ビジョナリーシンキング」




本ブログでご紹介している名言や格言は、成功するために必要な8つの要素に関するものです
(【参考記事】上野洋平「成功するために必要な8つのこと」)。

8つの要素とは、自分が好きなことをやりたいと思う『自己承認』、他者に認められたいと思う『他者承認』、自分ならできると思う『自己効力感』、実現させたい『目的』、目的を実現させるための『行動』、自分が正しいと信じている『信念』、先天的資質や能力、性別などの『個人的要因』、自分を取り巻く『環境的要因』のこと。

“何をやっても上手くいかない” “毎日がつまらない” “やりたいことが見つからない” “どんな仕事に向いているかわからない” と感じるのは、あなたの考え方(信念)や目的を実現させる方法(行動)、自分を取り巻く状況(環境的要因)など、いずれかの要素に問題がある可能性がありますので、8つの要素に関する名言や格言を参考にしてみて下さい。

いずれかの要素で参考になる言葉が見つかれば、それが今のあなたにとって、必要な考え方になります。その言葉を取り入れることで、成功に近づくことが出来るでしょう。

なお、各要素は、ブログ記事のタグになっているので、要素ごとの名言や格言を簡単に参照することができます。

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あなたを、成功に導く言葉が見つかれば幸いです。




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理系屋代表