古田敦也「僕の野球人生は、成り行きなんです。成り行きも、まんざらじゃないですよ」

by古田 敦也(元プロ野球選手)

ID野球の申し子として、現役時代は日本一に二度輝いたミスター・スワローズ、古田敦也。大学・社会人経験者で2000本安打を達成したのは、日本プロ球界ではこの人が史上初だ。現役時代は選手会会長としても、また現在は解説者、タレントとしても頭脳派ぶりが健在だ。それほどのキャリアを誇りながら、

僕の野球人生は、成り行きなんです。成り行きも、まんざらじゃないですよ

高校進学時、強豪から声はかかったが、選んだのは家の近くの公立高校。大学も家の近くで通いたいと、誘いのあった立命館大に断りに足を運ぶと、大歓迎。18歳の少年は、他愛なく心変わりした。大卒時、「メガネの捕手は大成しない」とドラフト指名を回避され、トヨタ自動車を経てプロ入りしたのも、「せっかくならやってみようか」という程度。古田は言う。

「世の中に出回っているサクセス・ストーリーって、子どものころに設定した目標を、強じんな意志で追い求め、挫折や失敗を繰り返しながらとうとうそこにたどり着く、というのがほとんどでしょう。でも、僕みたいに成り行きまかせで成功した人だって多いと思うんです。ノーベル賞を取るような立派な科学者でも、最初から”ノーベル賞を取る!”と研究に没頭していた人は少ないんじゃないですか」

むろん成り行きと言っても、けっしてマイナスの意味じゃない。その場ではいくつかある選択肢を吟味し、決断した以上はその選択がよりいい結果につながるように全力を尽くす。プロ入り時、野村克也監督のすべてを吸収するため、野村氏の著作ほとんどすべてに目を通したのは、「まず、どういう考え方なのかを知っておきたかったから。成り行きとは言っても、決断した環境に対応していくのは自分ですからね」。もし新年に転職を考えている人には、参考になるかも。

Reference:成り行きでええんとちゃいます? (古田敦也) アスリートの名言集 3

本ブログでご紹介している名言や格言は、成功するために必要な8つの要素に関するものです。

8つの要素とは、自分が好きなことをやりたいと思う『自己承認』、他者に認められたいと思う『他者承認』、自分ならできると思う『自己効力感』、実現させたい『目的』、目的を実現させるための『行動』、自分が正しいと信じている『信念』、先天的資質や能力、性別などの『個人的要因』、自分を取り巻く『環境的要因』のこと(【参考記事】語録.comとは?)。

“何をやっても上手くいかない” “毎日がつまらない” “やりたいことが見つからない” “どんな仕事に向いているかわからない” と感じるのは、あなたの考え方(信念)や目的を実現させる方法(行動)、自分を取り巻く状況(環境的要因)など、いずれかの要素に問題がある可能性がありますので、8つの要素に関する名言や格言を参考にしてみて下さい。

いずれかの要素で参考になる言葉が見つかれば、それが今のあなたにとって、必要な考え方になります。その言葉を取り入れることで、成功に近づくことが出来るでしょう。

なお、各要素は、ブログ記事のタグになっているので、要素ごとの名言や格言を簡単に参照することができます。

また、自分や人間関係、仕事、お金に関するお悩みをお持ちの方は、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事の悩み」(就活生や転職をお考えの方は「就職の悩み」)「お金の悩み」タグをご参照下さい。

あなたを、成功に導く言葉が見つかれば幸いです。





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”It will never be perfect, but perfect is overrated. Perfect is boring…

ー Tina Fey
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理系屋代表