前田裕二「拡散に必要な要素は、共感と落差」

by前田 裕二(SHOWROOM 社長)

林:今、前田さんは私たちがやっている「エンジン01」(文化人のボランティア団体)に参加していただいて、みんなの人気者ですけど、最初にいらしたとき、「あの茶髪のチャラい男の子、誰?」みたいな雰囲気がありました。

前田:はじめは「覚えてもらわなきゃ」と思ってたので、髪の色も明るくしていました(笑)。最近、映画「カメラを止めるな!」がヒットして拡散しましたけど、あれは拡散に必要な要素である「共感」と「落差」の二つが入っていたからだと思うんですね。まず、「カメラを止めるな!」は「たった300万円でつくったのにおもしろい」という落差があった。かつ、前提としてあるのは共感。つまり、自分たちの言いたいことを代弁してくれてるというのが大事で、「お金なんか使わなくても、アイデア次第でいろんなことが考えられる」というのが共感の要素ですね。この二つの要素の掛け算が拡散をもたらした。

林:なるほど……。

前田:僕自身もそうで、なんでSHOWROOMを立ち上げたかということに対して、僕は貧乏だったり、親がいなかったり、いろいろあったんですけど、「何も持ってなくても頑張れば何とかなるんだ」というのは、いま同じく何も持っていない人からすると共感してもらえる部分なのかもしれない。ただ、自分には「落差がないな」と思って。その一つとして、茶髪にしてみたんです。

Reference:“チャラさ”も戦略? IT社長・前田裕二の今をつくった女子とは

本ブログでご紹介している名言や格言は、成功するために必要な8つの要素に関するものです。

8つの要素とは、自分が好きなことをやりたいと思う『自己承認』、他者に認められたいと思う『他者承認』、自分ならできると思う『自己効力感』、実現させたい『目的』、目的を実現させるための『行動』、自分が正しいと信じている『信念』、先天的資質や能力、性別などの『個人的要因』、自分を取り巻く『環境的要因』のこと(【参考記事】語録.comとは?)。

“何をやっても上手くいかない” “毎日がつまらない” “やりたいことが見つからない” “どんな仕事に向いているかわからない” と感じるのは、あなたの考え方(信念)や目的を実現させる方法(行動)、自分を取り巻く状況(環境的要因)など、いずれかの要素に問題がある可能性がありますので、8つの要素に関する名言や格言を参考にしてみて下さい。

いずれかの要素で参考になる言葉が見つかれば、それが今のあなたにとって、必要な考え方になります。その言葉を取り入れることで、成功に近づくことが出来るでしょう。

なお、各要素は、ブログ記事のタグになっているので、要素ごとの名言や格言を簡単に参照することができます。

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”…a man’s character was like a tree, and his reputation like its shadow; the shadow is what we think of it; the tree is the real thing(人格が木であれば、評判はその影。影はイメージにすぎず、木こそが本質である)

ー Abraham Lincoln(エイブラハム・リンカーン)”
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理系屋代表