アルフレッド・アドラー「他者に貢献することで、居場所を確保する」

byアルフレッド・アドラー(精神科医)

人は居場所がないと感じると精神を病んだり、アルコールに溺れたりする。他者に貢献することで居場所を確保すればよい。

犯罪者、精神病者、アルコール依存症、性的倒錯者、自殺する人――。一見すると、それぞれにまったく違った問題を抱えているように見える人たち。しかし、アドラーは彼らの問題の根は一つだ、と喝破しました。それこそが「共同体感覚」の低さ。

相手よりも自分のことを優先するがゆえに、相手から支援されているという実感を持てず、社会的に孤立する。居場所がない、と感じてしまい、その補償行動として、それぞれの問題行動を起こす、と定義をしたのです。そして、アドラーはこう言い切りました。「共同体感覚があり発展されれば、すべての困難から解放される」と。

ー アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

Reference:「自己の悩み」に関する成功者の言葉

人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。そのうちの3つ、「自己承認」「他者承認」「自己効力感」から、人の悩みは、大きく3つのカテゴリー、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事・お金の悩み」に分けることができます(参考記事:「人が悩む3つの要素」「人が悩む3つの要素#2」)。

例えば、「自己の悩み」とは、自分の能力や健康のこと、「人間関係の悩み」とは、教育や交友、子育てのこと、「仕事・お金の悩み」とは、キャリアや給与のこと。

今回は、「自己の悩み」に関する名言をご紹介しました。





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”If I, deaf, blind, find life rich and interesting, how much more can you gain by the use of your five senses!

ー Helen Keller
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理系屋代表