「自己」に関する成功者の言葉#3

「自己」とは、興味や関心など自分自身に関すること。成功者の「自己」への向き合い方や捉え方を、名言や格言を通して紹介する。

田原 総一朗(ジャーナリスト)

僕はもともと絵描きになりたかった。小中学校で近畿のコンクールで入賞して、高校は美術部に入部。ところが2年生のとき、新入生の素晴らしい絵を見て、「自分のは“絵モドキ”だ」と気づいて断念しました。

次は作家になろうと考えました。ところが石原慎太郎の『太陽の季節』を読み、「これはとても書けない」と挫折。そのあと芥川賞を獲った大江健三郎の『飼育』を読んで完全に挫折しました。

僕は何をやっても才能がありませんでした。ただ、好奇心だけはあった。だから次々にいろんなことをやり、いまも自分の好きな仕事ができている。興味のあることを手当たりしだいにやるのが1番です。

Reference:「ゲームよりも勉強」では才能は伸びない

田辺 茂一(紀伊國屋書店 創業者)

いわゆる人生の意味というやつは、与えられた時間内で自分のしたいことをするだけのことでさあ

Reference:「人生とは与えられた時間内でしたいことをするだけ」(田辺茂一)【漱石と明治人のことば247】

吉田 松陰(幕末の思想家)

なぜ皆が禁じられた本を読もうとするんか?知りたいからです!学びたいからです!変えたいからです!今までの学問じゃもう日本国は守れん!本当にこん国の事を思う者は知っとる。死に物狂いで学ばんにゃ、こん国は守れんと!

皆に問いたい。人はなぜ学ぶのか?

私はこう考えます。学ぶのは、知識を得るためでも、職を得るためでも、出世のためでもない。人にものを教えるためでも、人から尊敬されるためでもない。己のためじゃ!己を磨くために人は学ぶんじゃ!!

Reference:吉田松陰「己を磨くために人は学ぶ」





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”If we magnified blessings as much as we magnify disappointments, we would all be much happier

ー John Wooden
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理系屋代表