花咲舞に学ぶ銀行読本

花咲舞に学ぶ銀行読本「花咲舞みたいなタイプは銀行にはいない」

by ゆう(元銀行員・キャリアアナリスト)

これまで1話、2話を観てきましたが、3話目でようやくここまで感じていた違和感が何なのか分かりました。

それは、主人公の花咲舞みたいなタイプは銀行にはいないということです(笑)

「今更かよ?」

といわれそうですが、なぜそのことに気づいたかというと、3話目の放送を観た時に違和感を感じなかったからです。

( ̄ー ̄)???

どういうことかというと、3話目を観られた方ならお分かりになると思いますが、花咲舞が嫌がらせを受ける(異常なほど仕事を振られる)シーンありましたよね?

ただ、嫌がらせを受けるという情報を事前に入手していたので、文句も言わず、素直に仕事をこなしていたこのシーン(↓)です。

スクリーンショット 2015-05-21 16.11.34

けれど、もし事前に情報を入手していなかったら??

いつもの花咲舞ならこうはならないはずです。文句の1つや2つ言っていることでしょう(笑)

つまり、僕が感じていた違和感は、「銀行員はえらーい人から言われたことに文句を言わない」ってことです。

3話目の途中まで、花咲舞は文句をいってなかった、つまり、実際の銀行員と同じだったので違和感を感じていなかったんです(笑)

銀行員全員というわけではないでしょうが、比較的そういう人は多いと思います。

これは、昔からある銀行の悪しき習慣だからなのか、事なかれ主義だからなのか、保守的だからなのか、減点主義だからなのかよくわかりませんけど、窓口の女性も花咲舞に言ってましたよね?

「私たちはまだ出世とかないからいいけど、男の人たちは大変だよねー」って(↓)。

花咲舞が黙ってない1

銀行はよくもわるくもそういう組織なんです。

だから花咲舞や半沢直樹のような人を観ると、スカっとするんでしょう。銀行員なら特に(笑)

ただ、誤解のないように言っておくと、僕は銀行が嫌いだから銀行の悪口を言っているのではありませんよ(笑)銀行に入ってから「こんなはずじゃなかった」ということだけは避けてもらいたいから書いているだけです。

就活が本格化する前に、銀行のいいところも悪いところもできるだけ伝えていきたいと思っているだけですので、そこんところお願いしますね(笑)

というわけで、最後に、3話目にあった銀行業務としてありえないシーンを3つご紹介します。

1つめ。お客さんから口座開設書類を受け取るシーン(↓)。

花咲舞が黙ってない2

印鑑が付いた伝票や申込書などをお客さんと授受する際は、授受した記録をその場で残します(ただ今回はお客さんが来店しているので省略したと考えられます)。

2つめ。口座開設する際に本人確認書類を徴求しなかったシーン(↓)。

花咲舞が黙ってない3

現在は昔ほど簡単に銀行口座は作れません。口座を作るときには必ず本人確認書類が必要になります。

3つめ。花咲舞がお客さんの代わりに、口座番号を代筆していたシーン(↓)。

花咲舞が黙ってない4

伝票などの書類をお客さんに代わって銀行員が記入することは禁止されています。「口座番号が抜けてたから代わりに書きました」なーんてことは言い訳にすらなりません。

でも、このドラマを観て「いいことはいい、悪いことは悪い」と言える花咲舞みたいな人が銀行に増えれば、銀行も少しずつ変わっていくのかもしれませんね。

ちなみに、3話目に出てきた、自分の出世のことしか考えていない支店長タイプは絶滅危惧種です。ただ少なくなったとはいえ、生息はしているので出会った時にはご注意を(笑)

Reference:日テレ

About ゆう

元銀行員・キャリアアナリスト・理系就活コンサルタント