花咲舞に学ぶ銀行読本

花咲舞に学ぶ銀行読本「銀行員が感じる違和感」

by ゆう(元銀行員・キャリアアナリスト)

今回は、池井戸潤さん原作の銀行ドラマ「花咲舞が黙ってない」の第2話で感じた違和感について書いてみます。

まず、花咲舞が実家の居酒屋で上司と酒を飲みながら業務の話をしていたシーンについて。

銀行では、銀行から外に出た時点で、業務内容を口にすることは禁止されています。理由は、顧客名などの個人情報はもちろん、企業の機密情報を取り扱っているから。

聞かれちゃまずい人に聞かれてしまったら、銀行の信用問題に関わってきます。

これは、銀行員であれば、新人の頃から何度も何度もしつこいくらい言われることなんです。

それなのに、部下を指導する立場にある相馬さん(花咲舞の上司)は、自分のまわりにたくさん人がいる居酒屋で、しかも部外者である花咲舞の家族がいるにもかかわらず何の躊躇(ちゅうちょ)もなく話してました笑

次に、支店長が行った顧客データの流出について。

これは、まずありえません。

支店長でなくても、顧客データの閲覧記録が残ることは銀行では常識です。足がつくのはわかりきってます。にもかかわらず、データを抽出したのも、売ったのも支店長だなんて。

やるならもっとうまくやらないと笑

と、こんな感じでまだまだ突っ込めますが、今回はこれでやめときます。

ただ、初回と2話目に共通しているのは、主人公が権力に打ち勝つという構図。これはまさに「半沢直樹」と同じパターンです。

Reference:日テレ

『語録.com』『理系就活一問一答』開設者兼管理人。京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、株式会社三井住友銀行に入行。個人及び法人営業にて、海外進出支援、ビジネスマッチング、事業承継・組織再編支援、M&Aのアドバイザリー等の案件に従事した他、ストラクチャードファイナンスやシンジケートローン、資産流動化等を活用した戦略の立案実行支援、新卒採用、プロジェクトマネージャーとしてリスク管理や市場部門システムの企画開発に従事。退職後は、個人事業主として、金融業界志望者向け就職支援、及び、中小企業・個人事業主向け財務コンサルティングに従事。また、株式会社ドリームキャリアでは、理系ナビキャリアアドバイザーとして、理系に特化した就職支援・採用支援に従事。現在は、株式会社コトラにて、理系学生の就職やキャリア支援の他、金融やコンサル、IT、経営層向けの転職支援を行う。理系就活支援歴は10年。大学講演含め、就活セミナー開催実績100回以上。支援学生数は1500名超。