沼田晶弘「やりたいことがわからないのは、自分でブレーキを踏んでいるだけ」

by 沼田 晶弘(東京学芸大学附属世田谷小学校 教諭)

―― 沼田先生のクラスでは、児童がそれぞれ目標を決め、やりたいプロジェクトを立ち上げていますが、世の中には「自分のやりたいことがわからない」という人も多いと思います。

自分のやりたいことなんて、ボク自身もあまりよくわかっていないですよ。よく「将来のビジョンは何ですか」と聞かれますが、普通に暮らして、家のローンを払いながら、月1回はゴルフに行って、居酒屋で飲めればいい。「日本の教育をどう変えたいですか」と言われても、別に変えるつもりはありません。

おそらく多くの人は「やりたいことがわからない、見つからない」のではなく、自分でブレーキを踏んでいるだけなのだと思います。「恥ずかしい」とか「失敗するんじゃないか」と考えているんですね。だからボクは、いただいた仕事をできる限り断らないようにしています。断ったり、選んだりすると、自分の好みに偏ってしまいそうなので。実はいろいろな理由で断った仕事にこそ、チャンスが隠れているのではないかと思うんです。

Reference:小学生を「学び続ける自走集団」に変えるぬまっち先生流・やる気を引き出すしかけづくりとは(後編)

人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。今回は、そのうちの1つ、興味や関心など、自分(自己承認)に関する名言をご紹介しました。


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”We change, but always at a cost: to win this you lose that

ー Geoffrey Wolff
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『語録.com』『理系就活一問一答』開設者兼管理人。京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、三井住友銀行に入行。預金・為替・融資業務から、銀行システムの企画開発、新卒採用活動まで幅広く従事。退職後は、中小企業向け財務コンサルティング及び金融業界志望者向け就職支援会社設立。現在は、理系ナビのキャリアアドバイザーとして、理系学生の就職やキャリアに関するアドバイスを行う。理系就活支援歴10年。大学講演含め、就活セミナー開催実績100回以上。支援学生数は1500名超。