本谷浩一郎『「やるべき」より「好き」を優先せよ』

by 本谷 浩一郎(プロジェクト推進アドバイザー)

優先順位という言葉があります。重要度、緊急度に応じて仕事を順位づけするという、きわめて常識的な考え方です。

しかし、私が長く働いていた外資系企業では、優先順位を重視した人よりも、「好き嫌い」や「得意」を徹底した人のほうが、高い成果を上げる結果になっていました。

「好き」な仕事や「得意」な仕事に集中すれば、仕事の効率(パフォーマンス)は間違いなく上がります。仕事に対する飽きや疲れも出にくいし、「モチベーション」は勝手に上がります。「好き嫌い」優先の人たちは、初めは周りの人からの評判も良くありません。しかし、徹底した集中で高い成果を上げるようになると、あっという間に評価は裏返ります。

「苦手な仕事でも頑張れば好きと思えるようになる」「嫌いでも辛抱していれば役に立つときがくる」などというノンビリとした考えには、まったく同意できません。「好きな分野」「得意でやりたいこと」に集中して、さっさと成果を上げたほうが、周りからも認められ、新しい仕事のチャンスがまた「好きな分野」で回ってくるからです。

好きな分野で十分な成果を上げた後に、本当に必要であれば、自分の選択として苦手な分野にチャレンジすれば効率的です。

Reference:外資系エリートは「やるべき仕事」をしない

人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。今回は、そのうちの1つ、興味や関心など、自分(自己承認)に関する名言をご紹介しました。


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”When we lose one blessing, another is often most unexpectedly given in its place

ー C S Lewis
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『語録.com』『理系就活一問一答』開設者兼管理人。京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、三井住友銀行に入行。預金・為替・融資業務から、銀行システムの企画開発、新卒採用活動まで幅広く従事。退職後は、中小企業向け財務コンサルティング及び金融業界志望者向け就職支援会社設立。現在は、理系ナビのキャリアアドバイザーとして、理系学生の就職やキャリアに関するアドバイスを行う。理系就活支援歴10年。大学講演含め、就活セミナー開催実績100回以上。支援学生数は1500名超。