岡藤正広「まずは一芸に秀でることが大事」

by岡藤 正広(伊藤忠商事 会長CEO)

――商社は新入社員のときに配属された部門が繊維だったら、その後もずっと繊維部門内でのポストをこなすという人事制度でした。その見直しもありうるのでしょうか。

そうなると中途半端な人材になるよね。今うちのテレビCMに「ゴマ部長」いうてね、業界で有名なゴマのプロが出ています。こういうプロがおって、初めて商売が成り立つ。

とにかく商品のプロにならなきゃいけない。ゼネラリストというのはやっぱりね、中途半端で使い物にならない。その道のプロになり、ある程度の水準になってから、いろんなことを経験したほうがいい。

まずは一芸に秀でることが大事」というのが僕の考え。商社は今までそのようにしてきたと思うんです。

でも、1カ所にずっとおると問題も出てくるのでローテーションで動かす。しかし動かし過ぎると、中途半端な人材にしか育たない。

だから多少リスクがあっても十数年は一つの道で鍛える。種をまいてしっかり根付く前に、しょっちゅう別の鉢に植え替えとったら、ちゃんと育たないでしょ。ある程度根付くまではそのまま置いておいて、植え替えはその後でというようにせなあかん。

だけど、一つの商品のところに凝り固まると、なかなか変化に対応できない。ほんと難しいですよね。一芸に秀でつつも変化に対応できる人材をどう育てていくか。組織のあり方とかそういうのも変えていかなあかんのかも。

Reference:伊藤忠・岡藤会長が説く商社パーソンの心得

本ブログでご紹介している名言や格言は、成功するために必要な8つの要素に関するものです。

8つの要素とは、自分が好きなことをやりたいと思う『自己承認』、他者に認められたいと思う『他者承認』、自分ならできると思う『自己効力感』、実現させたい『目的』、目的を実現させるための『行動』、自分が正しいと信じている『信念』、先天的資質や能力、性別などの『個人的要因』、自分を取り巻く『環境的要因』のこと(【参考記事】語録.comとは?)。

“何をやっても上手くいかない” “毎日がつまらない” “やりたいことが見つからない” “どんな仕事に向いているかわからない” と感じるのは、あなたの考え方(信念)や目的を実現させる方法(行動)、自分を取り巻く状況(環境的要因)など、いずれかの要素に問題がある可能性がありますので、8つの要素に関する名言や格言を参考にしてみて下さい。

いずれかの要素で参考になる言葉が見つかれば、それが今のあなたにとって、必要な考え方になります。その言葉を取り入れることで、成功に近づくことが出来るでしょう。

なお、各要素は、ブログ記事のタグになっているので、要素ごとの名言や格言を簡単に参照することができます。

また、自分や人間関係、仕事、お金に関するお悩みをお持ちの方は、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事の悩み」(就活生や転職をお考えの方は「就職の悩み」)「お金の悩み」タグをご参照下さい。

あなたを、成功に導く言葉が見つかれば幸いです。



−−

”Every genius was first ridiculed before they were revered

ー Robin Sharma ”
Top Photo By BK, on Flickr

『語録.com』『理系就活一問一答』開設者兼管理人。京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、株式会社三井住友銀行に入行。個人及び法人営業にて、海外進出支援、ビジネスマッチング、事業承継・組織再編支援、M&Aのアドバイザリー等の案件に従事した他、ストラクチャードファイナンスやシンジケートローン、資産流動化等を活用した戦略の立案実行支援、新卒採用、プロジェクトマネージャーとしてリスク管理や市場部門システムの企画開発に従事。退職後は、個人事業主として、金融業界志望者向け就職支援、及び、中小企業・個人事業主向け財務コンサルティングに従事。また、株式会社ドリームキャリアでは、理系ナビキャリアアドバイザーとして、理系に特化した就職支援・採用支援に従事。現在は、株式会社コトラにて、理系学生の就職やキャリア支援の他、金融やコンサル、IT、経営層向けの転職支援を行う。理系就活支援歴は10年。大学講演含め、就活セミナー開催実績100回以上。支援学生数は1500名超。