北野唯我「だれもが “転職する”というカードを持っておくべき」

by 北野 唯我(ワンキャリア執行役員)

北野さん

ちょっと、ある例を紹介したいんですけど。

とある大企業勤務の男性がいたんですね。でも、大企業での仕事がものすごくつまらなくて、入ったことを後悔したと。

それである日、辞表を書いてそれを胸ポケットに入れたんです。すると不思議なことに、その日から仕事が楽しくなったそうなんですよ。これって、どうしてだと思います?

宮内

こわいものがなくなったから…?

北野さん

そう。彼のなかで「転職する」というカードを手にした瞬間から、会社に対して自分の言いたいことも言えるようになったし、ノーと言えるようになった

最近だと日大アメフト部の事件も、この話に似てます。

彼がもし、“日大はダメになったとしても、法政や関学でプレーできればいいや”って1%でも思えていたら、あそこまで組織にしばられるような不幸な展開にはならなかった可能性もありますよね。

宮内

たしかに…!

ただ、現実的にはそう思うのもなかなか難しい気がします。

組織に愛着もあるだろうし、自分のキャリアとして考えても「まだまだスキルも経験も浅いし」と思ってしまって、転職する選択肢に自信を持てないというか。

北野さん

その反応めっちゃいい! 宮内さんだけでなく、これは多くのR25世代も共通して感じていることです。

実際にするかしないかは一旦置いておいたとして、だれもが “転職する”というカードを持っておくべきということを僕は主張したいんです。

Reference:映画の主人公も、“使命”には途中で気付く。やりたいことがない人のための転職入門

人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。そのうちの3つ、「自己承認」「他者承認」「自己効力感」から、人の悩みは、大きく3つのカテゴリー、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事・お金の悩み」に分けることができます(参考記事:「人が悩む3つの要素」「人が悩む3つの要素#2」)。

例えば、「自己の悩み」とは、自分の能力や健康のこと、「人間関係の悩み」とは、教育や交友、子育てのこと、「仕事・お金の悩み」とは、キャリアや給与のこと。

今回は、「仕事・お金の悩み」に関する名言をご紹介しました。



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”Forgiveness is the heart’s capacity to release its grasp on the pains of the past and free itself to go on

ー Jack Kornfield ”
Top Photo By BK, on Flickr

『語録.com』『理系就活一問一答』開設者兼管理人。京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、三井住友銀行に入行。預金・為替・融資業務から、銀行システムの企画開発、新卒採用活動まで幅広く従事。退職後は、中小企業向け財務コンサルティング及び金融業界志望者向け就職支援会社設立。現在は、理系ナビのキャリアアドバイザーとして、理系学生の就職やキャリアに関するアドバイスを行う。理系就活支援歴10年。大学講演含め、就活セミナー開催実績100回以上。支援学生数は1500名超。