さかはらあつし「戦略系経営コンサルタントとは、プロジェクトごとに高額の報酬を得る経営の専門家」

by さかはら あつし(作家)

戦略系経営コンサルタントとは、それまでのコンサルタントのように何らかの業界で活躍していた人がそのノウハウを伝授するのではなく、企業をコンサルタントすることそのものを仕事とする職業である。

各種経営改善、経営改革のノウハウ、問題解決スキルを駆使し、毎月の顧問料というカタチではなく、プロジェクトごとに高額の報酬を得る経営の専門家のことだ。

1960年代ぐらいにアメリカを中心に欧米各国で生まれた職種である。

「戦略ってなんですか?」と太朗さんは踏み込んだ。

「日本人は勤勉だから、基本的にはみんな頑張る。でもな、『何を頑張ればいいかを考えること』を知らないんや。例えば、日本のヤクザ映画では果たし合いをする時『表へ出ろ!』だけど、007のジェームズ・ボンドは、すかさず相手の上着をずり降ろして、両手の動きを利かなくしてからボコボコに殴るわけや。こうして、まず相手の動きを利かなくすることこそが『戦略的発想』なんやけど、日本人はなかなかでけへんのや。ところが、欧米人はこれができるから、差がつくんや」

男は、そう言って、さらに解説を続けた。

「戦略とよく似た言葉に『戦術』がある。『戦術』とは戦いに勝つための具体的なやり方、『戦略』は長期的視野と複合的思考で資源を活用する技術や。これをボクシングで例えるとな……」

左ジャブ、右ストレート、左ボディフックのコンビネーションを武器にすることが「戦術」と言える。

それに対して、12R(ラウンド)の戦いをするとしたら、1Rから3Rまでは積極的に前に出て戦い、ポイントを稼ぐ。

4Rから8Rまでは下がりながらカウンターを狙い、エネルギーの回復を図る。

その間、ポイントで負けることは覚悟する。

9Rから12Rは敵の疲れたところを狙って前に出る。

これで、あわよくばKO。

たとえKOができなくても、前半3Rと後半4Rで、こちらが合計7R、相手が5Rを取って「判定勝ち」の確保を狙う。というのが「戦略」である。

ー 小さくても勝てます

Reference:【就活生向け】「仕事・お金の悩み」に関する成功者の言葉#3

人生をよりよく生きるために必要なTサイクルの8つの要素。そのうちの3つ、「自己承認」「他者承認」「自己効力感」から、人の悩みは、大きく3つのカテゴリー、「自己の悩み」「人間関係の悩み」「仕事・お金の悩み」に分けることができます(参考記事:「人が悩む3つの要素」「人が悩む3つの要素#2」)。

例えば、「自己の悩み」とは、自分の能力や健康のこと、「人間関係の悩み」とは、教育や交友、子育てのこと、「仕事・お金の悩み」とは、キャリアや給与のこと。

今回は、就活生に向けて、「仕事・お金の悩み」に関する名言をご紹介しました。



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”Our doubts are traitors and make us lose the good we oft might win by fearing to attempt

ー William Shakespeare ”
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『語録.com』『理系就活一問一答』開設者兼管理人。京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、三井住友銀行に入行。預金・為替・融資業務から、銀行システムの企画開発、新卒採用活動まで幅広く従事。退職後は、中小企業向け財務コンサルティング及び金融業界志望者向け就職支援会社設立。現在は、理系ナビのキャリアアドバイザーとして、理系学生の就職やキャリアに関するアドバイスを行う。理系就活支援歴10年。大学講演含め、就活セミナー開催実績100回以上。支援学生数は延べ1500名超。